2018年9月1日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のヒューストンアストロズ戦で左投手から内野安打1本を打ち、試合後に左投手への適応に手応えを口にした打者大谷翔平についてメジャーで活躍した石井一久がフリーアナウンサーの上田まりえと共に語っています。

 

【この日の大谷の打撃内容】

1打席目 セカンドゴロ

2打席目 サード内野安打

3打席目 ショートライナー

4打席目 四球

シーズン打率.276 (9/1の試合終了時点)

 

【大谷の試合後のコメント】

大谷 バッターの方はこの1ヵ月でレベルが上がった実感がある。

 

 

石井 今日は課題だった左投手が相手で5回に内野安打を放ったんですけど、ちょっと見て頂きたいのは初球の高めをファールにしたんですけど、少しタイミングが合っていないんで左ピッチャーに対して始動が遅いのかなという感じがありますよね。

 

アナ はい。

 

石井 そして、2ボールになった後の4球目の内角のツーシームをカット。これをやっていくうちにヒットを生み出すチャンスがあると思うんですけど、それで結果的には詰まりながらも内野安打。この打席は外のスライダーをケアしながら、インコースに来たら、レフト方向に打てばシフトを破ってヒットになる計算で打撃をしていると思うんですけど。

 

アナ 左ピッチャーからのヒットは8月3日以来とのことで、左ピッチャーとの対戦成績ですが、62打数11安打で打率.177となっています。ソーシア監督は「今は右投手に対していい仕事をしているが、左には慣れている段階。いつか打つようになるよ。」と語っているんですが、石井さんはいかがですか?

 

石井 僕もそう思います。今日は何とかしてやろうという打席に見えましたし、あと2ストライクのなり方がいいんですよね。今までは2ストライクになるまで全然タイミングが合わず、何か追い込まれて凡打させられていたんですけど、今日は詰まりながらも自分のスイングをしている感じがあるんです。

 

アナ はい。

 

石井 それで2ストライクに追い込まれていくので、そろそろタイミングを捉えつつあるのかなと思いますね。

 

アナ 左ピッチャーを克服しつつあると。

 

石井 はい。

 

アナ そして、今日で現地は8月を終了したんですが、大谷選手の8月の打撃成績を見ますと。

 

【大谷の8月の打撃成績】

打率.328 (リーグ1位)

本塁打6 (リーグ3位)

打点18 (リーグ1位)

(順位は指名打者としてのもの)

 

 

アナ 指名打者として打率と打点がリーグ1位なんですよね。

 

石井 まあ、指名打者としては立派な数字ですよね。

 

アナ はい。

 

石井 ただ、やっぱり打率も残して長打力もあるというのは投手としてまた投げるようになった時にどういう風になっていくのかが楽しみになっていきますよね。

 

アナ はい。本人もこの1ヵ月でかなりレベルが上がったとかなり実感があるとの様子です。

 

石井 はい。なので、さっきの2ストライクの話じゃないですけど、そういうところで少し凡打の中でも実感、充実感が出てきたんじゃないのかなと思いますね。

 

 

以上です。

打者としてずっと見たい。

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