4月22日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs巨人戦で同一カード3連敗を喫した阪神のサード大山悠輔の起用について元横浜の平松政次と元中日阪神などの田尾安志が激論をしています。元日ハムの岩本勉と共に語っています。
岩本 田尾さん、阪神がまたまた5割を切ってしまいましたが。
田尾 そうですね。この3連戦を見て1番阪神ファンが気になるのは大山だと思うんですね。
岩本 はい。
田尾 大山のところにチャンスが回ってきて尽く打てない。だけど、大山はずっと外さずに使っているというね。
岩本 うん。
田尾 これは開幕の前から僕は『大山ありきの野球はダメだよ』と。
岩本 なるほど。
田尾 大山を育てる。その為には打てなくても使うよという野球は良くない。今年の阪神の目標は優勝ですから。優勝するためにどうやったらいいのかっていうのはやっぱりいい選手を使うということになりますので、他の選手もいますので。鳥谷の調子も良くないけども、去年2割9分台を打っているバッターなんですよね。
岩本 はいはい。
田尾 サードでゴールデングラブ賞を取っているバッター。それをあんまり疎かにしちゃいけないぞと僕は思っていますね。
岩本 阪神の大山であってほしい、大山の阪神ではないと。
田尾 大山はやっぱりこれだけ期待されていると重いですよ。背負っているものが。
岩本 はいはい。
田尾 ダメだったら外してくれた方が楽ですよ。それで調子が良いときに使ってもらった方が。
岩本 はい。
田尾 やっぱりチーム内で競争しないと。大山の良さも死んでしまいそうな気がします。
岩本 大山のためにも。
田尾 はい。
岩本 平松さん、いかがですか。まあ、采配をする監督からすると強化指定選手もいるんですよ。これを我慢し続けるのか、どこかで決断が必要になってくるんですけど。
平松 ものすごく難しい選択なんだけども。まあ、田尾さんはそうなんだろうけど、私は去年の高山、それから大山、この2人は絶対に主力で育てなければいけない。こういう選手が一人前になってこないと阪神は強くなってこない。
岩本 はい。
平松 やっぱり、これだけ打てなくて負けていても、やっぱり使わざる負えない選手なんでね。もう頑張らせるしかないんですよ。
岩本 でも、チームの勝利。どこかでやっぱり。
平松 だけどね、代わりの選手がいないでしょ。
岩本 あー。そういうことですか。
平松 じゃあ、大山の代わりに誰を使うかとか。それだけの相当の選手はいないし。
田尾 僕は鳥谷を、極端に言えば、1ヵ月我慢して使ってみてください。鳥谷は自分でやれると思っていますよ。今は時々使われて1割5分だけど。
平松 フフフ(笑) 鳥谷も今年悪いからね(笑)
田尾 悪いんですけど、鳥谷はベテランで僕も現役時代にそういう気持ちでいましたから。使ってくれれば絶対にやると。
岩本 あー。
田尾 こんな使われ方したら力を出せないよと思ってガッカリしたことがありましたからね。
平松 まあ、去年の高山の使い方で高山が伸びなかったじゃないですか。
岩本 はい。
平松 だから、この2人はドラフト1位で取ってきたんだから、どういう状況でも使っていかなきゃいけないという。まあ、色んな意見があるんだけど、私はそう思いますね。
岩本 はい。金本監督が今後にどのような采配でタイガースを上昇させるのか、そのあたりも見どころですね。
以上です。
平松は使い続けないといけないと言っていますが田尾はもう我慢できないと言っている。まだ1ヵ月も経ってないのに決断するのは早いような気が私にはしますがね。