2018年9月25日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦でマジックで1でまたも負けてしまった広島カープについて元横浜の高木豊、元中日の谷沢健一、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。

 

アナ 昨日(9/24)に続いて広島の優勝は明日以降となりました。

 

高木 あれだけ勝ってきた広島が、1勝って難しいですよね。

 

アナ そうなんですねぇ。

 

高木 笘篠さん、何かやっぱりカープの選手たちに思い切りがないかな?

 

笘篠 いや、思い切りというよりも、遊び心がない。

 

高木 なるほど。

 

笘篠 緊張し過ぎ(笑)

 

高木 どういうところで感じる?

 

笘篠 今日しかないわけじゃないですよ。

 

高木 もちろんね。

 

笘篠 6回裏のノーアウト3塁のチャンスで野間なんかはこういったバッティングがこんなところで出るというのはもう堅くなっているというかね。(※野間は普通のショートゴロで3塁走者を還せず)

 

高木 うん。

 

笘篠 思い切りとか遊び心がない。7回裏1アウト1塁の場面での菊池なんかは思い切りがあり過ぎてね。シチュエーションでこれはいらないという場面でボール球を空振り三振してしまう。

 

高木 ボール球だね。

 

笘篠 だから、こういうところは場合によってはセーフティバントをするなり、監督にエンドランをしてからチームバッティングをして1点を取って逃げ切るとかね。もう少しそういうところの野球ができるようになってくると、この一つ勝つという部分で勝てるようになってくるんじゃないかと思います。

 

高木 うん。

 

谷沢 いや、マジックが減ってくるとね、選手の重圧というか、緊張感というのは絶対に通り道ですよ。

 

高木 地元で決めたいから余計に感じちゃうということもあるしね。

 

谷沢 それもあるよね。それとスタンドのファンはナゴヤドームの試合経過をスマホなんかで見てるしね。それは伝わってくるよ(笑)

 

高木 今は情報網が一杯ありますからねぇ。野球見てなくてスマホを見てる人がたくさんいましたからねぇ(笑)

 

笘篠 ただ、過去を振り返ると2016年の日本シリーズでは2連勝したあとにリーチをかけられなかったんです。

 

高木 うん。

 

笘篠 それで負ける。昨年はこのマツダスタジアムで決めたいというときに次の日は台風18号で中止になるから、今日しかダメというところでカチカチになってピッチャーもバッターもダメになったんですよね。去年のクライマックスシリーズもそうなんですよ。初戦を勝っているのに、リーチをかけれずに。だから、尽く『今日勝たなきゃ』と思い過ぎるとこういう結果になるんですよね。

 

谷沢 強いときの西武はそうですよね。マジック1になって1週間優勝が決まんないだから。5連敗、6連敗してね。そういうシーズンもあるわけだから。

 

笘篠 黄金時代のライオンズが。

 

谷沢 そう。だから、広島もそういう過程を経験してもらわないと。

 

一同 ハハハ(笑)

 

高木 ちょっと苦しめと(笑)

 

 

以上です。

ガチガチなのか最近の広島の選手は元気がないように見えますね。

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