2018年9月28日にBS1で放送された「ワールドスポーツMLB」でこの日のタンパベイレイズ戦で先発し、5イニング無失点でしたが6イニング目に報復死球で退場になったニューヨークヤンキースのCC・サバシアの出来高契約金も捨ててまでも見せたベテランの本気についてメジャーで活躍した小宮山悟がフリーアナウンサーの平原沖恵と共に語る。
【この日のサバシアの投球内容】
5回0/3、55球、被安打1、奪三振5、与四死球2、失点0
今季9勝7敗 防御率3.65 (9/28の試合終了時点)
【サバシアの試合後のコメント】
サバシア (報復死球は)正しいことだと思ったからやっただけだ。
アナ ヤンキースはホームラン4本で12得点。一触即発の場面もありましたけれども、大勝しました。
小宮山 打線は昨日(9/27)に続いていい形でしたけども、今日はサバシアに尽きると思いますね。本当に頼りになるという感じでした。
アナ はい。
小宮山 4回まで非常にいいペースで投げて、ヒットを打たれたのは1本だけですし、スイスイ投げているような見事なピッチングでした。ところが、5回裏に左バッターに対してちょっとツーシームを投げたら、打ちにきたバッターの手に当たってしまったというところで、このデッドボールに対して、6回表にレイズが報復死球をするわけです。
アナ はい。
小宮山 ヤンキースのロマインが受けた報復死球は肩口付近で本当に危なかったので、サバシアが興奮してベンチから飛び出していたのが分かるんですよ。
アナ うん。
小宮山 それで6回裏にバッターがちょうどキャッチャーだったので、サバシアが報復死球をお見舞いしたということで、本人は正しいことをしたと主張していますけど、基本的にはやってはいけないことなんですけど、チームとすると、チームメイトがやられそうになったところを守ってくれたという、そういう解釈をするので、頼りになるという見方ですね。
アナ サバシア兄貴という感じですもんね。
小宮山 はい。これでヤンキースがワイルドカードの試合をするときに、こういうピッチングをしてくれたので、サバシアがもしマウンドに上がったときには野手たちは心中する思いでサバシアと共に戦うと思いますね。
アナ 結束力も強まりますよね。
以上です。
試合後に「正しいことをやった」と言い放てるメンタルの強さは凄い。日本だと絶対に問題視されます。