2018年10月9日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で今季最終戦となった東京ヤクルトスワローズ。2位で終わった今季について元横浜の高木豊、元ロッテの里崎智也、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。

 

今季のヤクルトの成績

75勝66敗2分 チーム打率.266 チーム防御率4.13

2017年 借金51→2018年 貯金9

 

 

アナ ヤクルトのレギュラーシーズンが今日で終えまして、去年は最下位だったんですけど、今年は2位ということでね。

 

高木 笘篠さん、小川さんのスピーチでの話し方が何かスゴく力がこもってなかった?

 

笘篠 そうですねぇ。力というよりも自信めいているというような感じを受けました。

 

高木 そうそう。里崎さん、それで75勝66敗で2分けです。

 

里崎 今年は交流戦で優勝できたというのは大きかったと思いますよね。

 

高木 あそこから勢いが出てきましたよね。

 

里崎 はい。毎年セ・リーグの球団は大きく負け越すんですけど、今年も大きく負け越していて、その中でヤクルトだけが大きく勝ち越して一気に状態を戻せたというのは、今年1年間を考えると交流戦が非常に大きかったと思いますね。

 

高木 その原動力は何だと思う?

 

里崎 投手力が頑張りましたよね。石山が抑えでしっかりと固定されて後ろに安定感が出てきましたし、交流戦でその形が出来てきて大きく勝ち越せた。その中で2番の青木というものをバチっとハマったように思いますね。

 

高木 そうですねぇ。笘篠さんは青木が4番を打ったりだとか、1番打ったりだとか、色んな試行錯誤をしながら2番に最終的に収まったというのはどう考えてます?

 

笘篠 前回優勝した2015年も2番川端が機能して、攻撃力が増す打線だったんですよ。

 

高木 そうですね。

 

笘篠 そこに青木が入って、そして山田・バレンティンがしっかりと中軸を張ってくれましたからね。まず山田が状態を上げたこと、これが一番大きかったと僕は思います。

 

高木 まあ、宮本ヘッド、石井琢朗、河田コーチ。この3人の加入も大きな影響がありましたよね。

 

笘篠 もう一人いますよ。

 

高木 誰?

 

笘篠 田畑コーチ。

 

高木 田畑コーチね。

 

笘篠 ピッチャーも若いのをドンドン使って、自信を持って投げさせた田畑コーチの存在も大きいです。本当にチームを改革するという部分では、コーチの力だけじゃないですけども、意識改革というものができたんじゃないかと思いますね。

 

 

高木 なるほど。里崎さんもコーチの力を感じますか?

 

里崎 そうですね。あと選手では坂口を褒めてやりたいんですよ。

 

高木 坂口ねぇ。

 

笘篠 うん。

 

里崎 青木がセンターなんで坂口は不慣れなファーストにいきながら、高打率を残してね。2番青木が生きたのも1番の坂口がいたからこそだと思うんですよね。

 

高木 そうですね。

 

里崎 不慣れなファーストで今年頑張った坂口を僕は個人的に褒めてあげたいと思いますね。

 

高木 なるほどねぇ。

 

笘篠 でも、ヤクルトって怪我人が多くて、もう怪我人が出ると戦力ダウンでダメだと言われていたでしょ。

 

高木 そうそう。

 

笘篠 去年の秋からガンガン練習をして、今までだったら故障者を出さないために練習量を抑えてたのを、じゃなくて練習をして更に強くなるんだということを考えると今年目立った故障者っていましたかって言えるんですよ。

 

高木 そうですね。

 

笘篠 だから、やれば出来るんですよ!

 

里崎 やれば出来るんですよ!

 

高木 ハハハ(笑)

 

里崎 だから、他の球団ももううちょっとやらなきゃいけないかもしれないですね。

 

高木 その緊張を持たせたのは監督始め、コーチ陣だと思うんですよね。

 

アナ そうですよね。

 

高木 そのコーチ陣をまとめたのが小川監督。やっぱり度量を大きさを感じましたよ。

 

 

以上です。

真中時代はノビノビ野球でしたけど緩さがあったという話ですから、しごき野球でいった方がいいですね。

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