2018年5月4日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日に発表されたマリナーズのイチローの特別アドバイザー就任について元横浜の斉藤明雄、ヤクルトで監督をしていた真中満、楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。

 

アナ イチロー選手のコメントです。

 

「この日が来るときは、僕は辞めるときだと思っていました。マリナーズと契約して今日まで毎日が僕にとってギフトを贈られているようなもので本当にハッピーでした。僕の近くにいる人なら分かると思いますが野球の研究者でいたい。たとえこれで終わりだったとしても練習を続けると思う。喪失感みたいなものは全くありません」

 

 

アナ イチロー選手らしい言葉を語っていますね。

 

大久保 これ、メジャーの球団も特別な敬意を払ったポストですよね。

 

アナ そうですよね。

 

大久保 明雄さんのイチロー選手の印象はどうですか?

 

斉藤 印象っていうのは、非常に体の線が細いんですけど、筋肉もあるし運動能力、身体能力が高い選手なんですけど、プレーに対して準備ができる選手。

 

大久保 はい。

 

斉藤 アップからにしてもゲームに対しての姿勢にしてもね。だから、44歳までで肉離れなし、怪我もなしで休んでないんですよ。

 

大久保 そうですね。

 

斉藤 1度休んだのが2回目のWBCの時にちょっと胃腸炎で開幕が遅れたぐらいと今シーズンにふくらはぎの怪我で遅れたぐらいで、あとは全部できているわけですよ。

 

大久保 はい。

 

斉藤 ただ、1つ言っていたのは、オリックス時代に3番を打っていたんですよ。

 

大久保 はい。

 

斉藤 その時にバッティングゲージの後ろで3番が合ってないねと聞いたら、ちょろっと言ったのが「僕は1番じゃないと駄目ですね」と。

 

大久保 ほぉー。

 

斉藤 「1番が一番いいんです」と。

 

大久保 リズムがあるんですね。

 

斉藤 はい。もう座り心地が全然違うと言っていました。

 

大久保 へぇー。

 

斉藤 それだけ野球に対して研究者でいたいというのは分かりますね。

 

大久保 そうなんですね。

 

斉藤 選手を見て、タイプを見て、居場所を考えてあげるイチローがいるんじゃないかと思います。

 

大久保 そうですねぇ。

 

斉藤 はい。

 

 

大久保 真中さんは対戦していますもんね。

 

真中 はい。1995年の日本シリーズで、そのイチローのバッティング練習を見ていたんですよ。

 

大久保 はい。

 

真中 あの細い体でバッティング練習も9割方スタンドインですよ。しかも、当時はグリーンスタジアムの中段とか上段にホームランをね。

 

大久保 確かに(笑)

 

真中 この体でそんなに飛ぶのかというので、スピードよりもパワーにビックリしました。それぐらい能力の高い選手でしたね。

 

大久保 僕は松井がメジャーに行ったときのマリナーズとヤンキースの試合前にイチロー選手とちょっとグラウンドで話すことがあって、俺は1日平均で休まずに500は振ったんだけどイチローはどれぐらい練習中したの?って聞いたら「僕は1日平均2000球打ちました」って。

 

一同 フフフ(笑)

 

アナ 2000球・・・。

 

大久保 2000球って、だからお前はメジャーで20億円貰ってんだって。分かりやすいなあっていうぐらい練習する人でしたね。

 

アナ 努力の天才って言いますもんね。

 

大久保 まだお疲れ様とは言いたくないですよね。

 

アナ そうですよね。

 

斉藤 生涯契約だから、自分で復帰したい時にできる。

 

大久保 そうですよね。

 

斉藤 スゴいなと思いますよ。

 

アナ ソフトバンクの王会長も「イチロー選手にとってもマリナーズにとっても1番いい選択をしたということじゃないか」と。

 

大久保 ありがとうございます。

 

アナ イチロー選手が作り上げる野球史をこれからも私たちはしっかりと見届けていきたいですよね。

 

大久保 はい。

 

 

以上です。

斉藤明雄、真中満、デーブ大久保の3人ともにイチローに敬意を払っていますね。やはり偉大な選手ですよね。

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