2019年4月9日に読売テレビで放送された『朝生ワイド す・またん』で先日163キロをマークした大船渡高校の佐々木朗希投手について元日ハムの岩本勉が読売テレビのアナウンサーと共に熱く語っています。
アナ 凄いピッチャーが出てきましたねぇ。
岩本 彼の投球を見ていると、普通の拍手じゃないです。ハリウッド級のゆっくりな拍手を送ります。
アナ 何かメジャーリーガーみたいな投げ方ですよね。
岩本 素晴らしい投げ方ですね。トレンドとして年々ピッチャーの投げ方の理想が変わっていくんですよ。
アナ はい。
岩本 今現在の彼の投げ方は理想に近い投げ方をしています。
アナ おぉぉ。
岩本 しかも力感の少ない投げ方で力感のある球を投げるんですよ。なかなか出来ないことです。
アナ えっ、高校生の体で163キロって物理的に可能なことなんですか?
岩本 実際に出ましたよね!
アナ そうなんですけど(笑) プロの体つきとかじゃないのに。
岩本 かつてスポーツ医学の先生で「ホモ・サピエンスは165キロを超えることができない」と言われたぐらい。
アナ へぇ~。
岩本 それが170キロ台まで世界では出てますし、彼は日本人選手としてのポテンシャルは持ってます。
アナ 改めて佐々木くんのプロフィールです。
- 身長190㎝ 86kg 右投右打
- 岩手・陸前高田市出身
- 小学3年時に東日本大震災で被災 岩手・大船渡へ移住
- 高校進学時に強豪校からの誘いを蹴り中学の仲間と甲子園に行くために大船渡高に進学
- 2018年夏、県大会3回戦敗退
- 2018年秋、県大会準決勝敗退
- 甲子園出場なし
岩本 地元を愛する気持ちがいいじゃないですか。そして東日本大震災という出来事が彼に使命感までも芽生えさせてますし、彼のマウンドでの姿を見てるだけで惚れ惚れと共に胸が熱くなるものがあります。
アナ バランスがスゴくいいですよね。
岩本 今日どこかのスポーツ新聞でピッチングフォームの分解写真が載ってたんですけど、その分解写真の7番の格好がめちゃくちゃカッコいいですよ。(※7番は足が地面に着いた瞬間)
アナ 7番(笑)
岩本 もう内転筋で地面を感じている。そして左手の角度、更に右手の準備。
アナ はい。
岩本 もうパーフェクトです。パーフェクト!
アナ その佐々木くんに対してガンちゃんがこんな提言をしています。ご覧ください。
(NYYチャップマンが2011年に計測)
岩本 いっとけいっとけ!
アナ 今のところ非公式ですが世界最速、チャップマンが出した171キロを超えろ!!
岩本 そういうことです。ピッチャーが投げるスピードに制限速度はありませんので、どんどん出しちゃってください。
アナ はい。
岩本 可能性がなければ、いくら冗談を言う岩本でもこんなことを言いませんよ。
アナ はい(笑)
岩本 可能性があるからぜひこれを達成して頂きたい。
アナ 甲子園に出てないのに全日本に入るってスゴいですよね。
岩本 はい。一人ちょっと飛び抜けた実力を持ってるんですよね。
アナ 171キロ超。これ現実的にいけそうな期待感ありますよね。
岩本 ピッチングを見ても、完成度が高くて収まりがいいんですけど、伸びしろは無限大に持ってるピッチャーです。
アナ これは楽しみですね。
岩本 楽しみです。
以上です。