2019年6月2日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日の福岡ソフトバンクホークスvs.東北楽天ゴールデンイーグルスの試合の9回裏に起こったセカンド浅村の落球に関わる判定についてヤクルトで監督をしていた真中満、元日ハムの岩本勉、元中日巨人の井端弘和がフジテレビアナウンサーの杉原千尋と共に語っています。
シーン
9回裏 ソフトバンク3点ビハインド
1アウトランナー1塁の場面でバッター・デスパイネがサードゴロを打つ。サードの茂木が二塁封殺を狙いセカンドに投げるが浅村が捕球後(?)に落球。判定は完全捕球後に落球と判定し二塁封殺でアウトとなった。ここで工藤監督はリクエストを要求したものの実施はされなかった。2アウト1塁から試合が再開となる。ソフトバンク側は意見書を提出するとしている。
真中、井端、岩本が語る
アナ 気になるシーンがありました。9回裏の楽天の守備についてなんですよね。
岩本 はい。これもう一回皆さんと見直してみようと思うんですけど、楽天のセカンド浅村が落球したように見えたシーンがありました。
真中 はい。
岩本 でもアンパイアは完全捕球後の落球だと判定したんですよね。そこでソフトバンクの工藤監督がリクエストを要求。しかし、それは実施されなかった。というのは、パ・リーグの「アグリーメント」の「リクエスト」についてという項目で基本として審判員の判断に基づく判定は対象外とする、と。
岩本 例えば故意落球であったりとか、ハーフスイングとかはアンパイアの裁量なんですよね。そういうジャッジではリクエストを受け付けないという文言が謳われているんですよね。
真中 そうですね。話としてはアウトセーフに近いですもんね。
岩本 井端さんはこの試合の解説で「うまく浅村が誤魔化したようにも見えた」と言いましたけど、二遊間の達人の井端さんとしてはどう思われますか?
井端 やっぱり落としたら、すぐに拾いたくなるのが人間の心理だと思うんですけど、この浅村が落球した場面では浅村はあんまり慌ててないんですよね。その後も悪びれた素振りもないんで(笑)
真中 悪びれた素振りね(笑) 何もなかったかのようにしてたよね(笑)
岩本 「俺は捕ってから投げようとしたけどボールが手に付かなかったんやで?」みたいな感じですかね?
井端 そんな感じでやっているんじゃないかなと。
岩本 もしですよ、これ井端さんがアンパイアだったらどうしますか?
井端 もしかしたらセーフにしてたかもしれないですね。
真中 だいぶ言葉を選んでるね(笑) まあ確かにプレー的には怪しいね(笑)
岩本 捕球してる時間が少し短すぎるようにも見えますよね。
真中 そうですね。捕り損ねているようにも見えますよね。まあソフトバンクサイドの意見書提出も仕方ないと思いますよね。
岩本 でも、試合中のアンパイアのジャッジは絶対ですからね。
以上です。