2019年7月24日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.阪神タイガース戦で1点リードの9回表のチャンスに代走を送らない横浜DeNAベイスターズのラミレス采配についてヤクルトで監督をしていた真中満、元阪神ダイエーの池田親興、元近鉄西武の金村義明がタレントの衛藤美彩と共に語っています。
シーン
9回表 2-1でDeNAが阪神を1点リード
先頭の筒香がレフト前ヒットを放ち、その当たりをレフトの陽川が後逸し3塁まで進みノーアウト3塁の絶好のチャンス。ここで代走を送らないラミレス監督。バッターのロペスとソトが内野フライで凡退するものの柴田がセンター前ヒットを打ち1点追加。
この場面で筒香に代走を送らなかったラミレス采配を解説者たちが語っています。
真中、金村、池田が語る
衛藤 DeNAが引き分けを挟んで4連勝となりました。
真中 はい。9回のDeNAの攻撃に注目したいと思います。ノーアウト3塁で筒香。ここはもともと1点リードしているので9回裏のDeNAの守備では筒香に守備固めを入れてもいいんですけど、ここの場面で代走を出さずに普通に攻めたんですよね。ここで代走を出すことによって内野にプレッシャーがかかったりすると思うんです。池田さんはここで代走を出す出さないというのは、もちろん監督に色んな考えがあると思うんですけど、どうですか?
池田 もちろん監督なりの作戦もあると思うんですが、私が思うに代走を送った方がいいと思いますし、9回裏に糸井のレフト前の当たりが2塁打になったんですよね。
真中 そうでしたね。
池田 あそこでも筒香じゃなかったらと思いますし、筒香を下げておくことでチームの流れも変わることになりますしね。
真中 そうですね。
池田 ラミレス監督は延長を見てるのかなという風にしか取れない采配ですよね。
真中 そうですよね。金村さんはこの采配をどう感じましたか?
金村 ラミレス監督ってそこであまり代えないんですよね。
真中 代えないですよね。
金村 守備要員に代えないんですよね。シーズン序盤の阪神戦でも勝っている試合の後半でソトに守備固めを出さずに落球して負けたりね。
真中 ありましたね。
金村 けっこうそういう、まあレギュラーは最後まで出るべき、という考えの持ち主かもしれませんね。
真中 なるほど。ただ、3塁ランナーに足の速いランナーがいると、内野の間に打球が抜けやすくなるじゃないですか。
金村 もちろんそうです。
真中 そうするとバッテリーも低めに投げにくくなったりとか、色々と相乗効果が生まれると思うんですよね。
池田 ただ、代えられた方がイヤだと思うんですけど、これはラミレス監督のこだわりというのがあるんでしょうね。
真中 ちなみに9回裏はライトのソトには守備固めを入れたんですよ。まあ、これがラミレス監督の戦い方で、筒香という看板選手は最後まで出していこうと思いのなかでの采配なんでしょうね。
以上です。