2019年9月22日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日の引退会見を行った広島カープの赤松真人の引退会見の様子です。
―現役生活を振り返って
赤松 15年間、スゴい長い間でしたけど、あまりこれといった成績は残していないんですけど、ここまで野球をやれたというのは本当に皆さんの声援のおかげなので、本当に感謝しています。
―引退の理由
赤松 病気になってから引退の覚悟はしていました。
2017年1月 胃の半分を切除する手術
赤松 引退しようと決心したのは、今年の入ってから。チームは若手を使わないといけないので、そこでやっぱり間隔が空いた時に自分のパフォーマンスを出せるかと言ったらそうではなかったので。そこですね。
―2010年8月4日のホームランキャッチについて
赤松 あれは運だと思います。多分、今の若い選手だったらみんな出来るぐらいの運動能力というかポテンシャルがあると思うので、ああいう打球が飛んで来るかどうかという運だと思います。
―2016年に優勝を決めた瞬間
赤松 最高ですね。僕はレフトを守っていて、飛んでこないかと思って。飛んで来たら一生残るわけじゃないですか。だから、そういうところで名を残したいというか、映像に残したいというのはありました。
―2017年からの闘病と連覇
赤松 2017年はやっぱり申し訳ない感じがありました。病気だったので、闘ってる土俵が違うと言ったらアレですけど、みんなは野球で闘っていたのに僕は病気と戦っていたのがあったので、ちょっと申し訳ないなと。僕がここにいていいんだろうかと思っていました。
―闘病期間を経て野球への想いは
赤松 野球への想いもそうですし、生きてるだけでいいんだっていう、それでしたね。野球が二の次という訳ではないんですけど、死んでしまったら元も子もないので。まずは普通に生きてきたことに気付かされました。
―チームメイトの支えは
赤松 闘病中ってけっこうキツいんですよ。本当に外にも出たくないんですけど、そこに(会見場に)いる菊池が鬱陶しいぐらいに連絡してくるんですよね。だから、それに対してから元気で対応するんですけど、それが一番励みになりました。普通は労わってくれるんですけど、まあ労わってくれるんですけど(笑) 接し方が自然に接してくれるので本当にありがたかったです。
―ファンへ
赤松 本当に長い間応援してくれてありがとうございます。今後は何するか全然決まってはないですけど、恩を少しでも返せるように何かしらやって恩を返していきたいなと思います。
以上です。