2019年10月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のクライマックスシリーズファイナルステージのvs.読売ジャイアンツとの第3戦で崖っぷちから1勝となる決勝ホームランを打った阪神タイガースの大山悠輔について元横浜の高木豊、元中日巨人の井端弘和、楽天で監督をしていた田尾安志がフリーアナウンサーの山田幸美と語っています。
2打席目 ピッチャーゴロ
3打席目 空振り三振
4打席目 サード内野安打
5打席目 ライトホームラン(打点1)
アナ 阪神は連敗で追い込まれていましたが、1勝しました。
高木 井端さん、決勝ホームランの大山についてなんですが、成長しましたか?
井端 そうですね・・・ホームランを打つ前の打席で本当に酷いサードゴロでね。
4打席目インコースを軸足を動かし酷い打ち方をした大山
高木 はい(笑)
井端 それが内野安打になったんですけど、次の打席になって非常に構えからリラックスできていたんでやっぱりバッターはどんなヒットでも出ると楽になるんだなというがあるんですよね。
高木 栄養になりますよね。
井端 はい。
高木 田尾さん、大山のボールの待ち方だとかそういうものに対して成長したように感じたんですけど。
田尾 うーん・・・まあそうですね。左ピッチャーの入って来るようなボールは合いそうには見えますよね。
高木 まだ気に入らないという雰囲気があるんですけど(笑)
田尾 いやいや・・・うん。やっぱりいいバッターというのは投手側の肘が体に引っ付いてヘッドが利くようなスイングをする。そうするとレフトにフックする(左に切れていく)打球が飛ぶんですけど、彼の場合はまだフックが打てない感じの、ちょっと肘が空き気味のスイングなんでまだ発展途上という気がしますね。
高木 井端さん、それでも崖っぷちの場面で打てたというのはチームとしても成長の跡というのが見ますよね。
井端 そうですね。崖っぷちだからこそ完全に開き直れているのかなと思いますよね。
高木 なるほど。
井端 それまでは余裕があるとね。
高木 抜いちゃうというか緩んじゃうというか。
井端 そうですね。ここから1日(台風で)空きますけど、これからの戦いが楽しみですね。特に大山選手が打ったということで打線も繋がりが良くなりそうな気がしますね。
高木 そうですね。
田尾 今日はジャイアンツの桜井投手が四球とデッドボールという自滅で追い付けたけども、矢野監督の言う「うちらしい野球」ではないと思う。7点も取って勝つチームじゃないんでね。
以上です。