2020年7月21日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で先発したものの3戦連続KOとなった中日ドラゴンズの山本拓実の課題について元横浜の斎藤明雄、元巨人の斎藤雅樹、楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
シーズン防御率6.85(7/21の試合終了時点)
アナ 中日は巨人菅野投手を打ち崩せずに完封負けでした。雅樹さん、今日の中日の熱視線はどこになりますか?
雅樹 先発の山本投手のピッチングですね。
アナ うーん。
雅樹 4回までは何とか2点に抑えてたんですよ。それで5回に岡本に2ラン打たれる前の丸へのフォアボールなんですよね。しかもこの回は上位の1番2番を連続三振に取ってるんですよね。
大久保 はい。
雅樹 連続三振の後の丸の打席では最後にチェンジアップを投げてボールにして歩かせたんですよね。今日ほとんどチェンジアップを投げてなくて、投げてもほとんどがボールだったんですね。
大久保 はい。
雅樹 だからそこがもったいなかったんですが、次の岡本に甘いスライダーをレフトスタンドに2ラン。まあ今後、山本投手が勝てる投手になるためにはチェンジアップの精度をもうちょっと上げるとか、真っ直ぐスライダーカーブだけじゃなくて、もう一つ違う球種があったらいいなと思いますね。
大久保 そうですねぇ。
アナ 前回登板後は試合後に涙したという事で、今回リベンジがならなかったという事ですが、明雄さんは何か山本投手の課題などがあれば。
明雄 はい。やはりこのピッチャーは思い切りがいいと思うんですよ。だから結果を恐れずに投げていけば、僕はいいピッチャーになれるんじゃないかなと。攻めのピッチングを出来ると思うんですよね。
アナ うんうん。
明雄 オープン戦や練習試合なんかではカーブにもうちょっと落差があったんですよ。それがシーズンに入って落差がなくなる。ストライクが取れなくなって、落差も小さくなってるんじゃないかな。だから上背がそんなに大きくないので、バッターに見下ろされる感じがある。大きく見せるためにカーブを使えば、ストレートのキレで抑えられるんじゃないかなと思いますよね。
大久保 なるほど。
アナ 次こそ雪辱を晴らせるといいですよね。
大久保 だからチェンジアップは投げれてるんだから、その精度を自分の中でどう高めるかですよ。
以上です。