2020年8月18日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.埼玉西武ライオンズ戦で先発したオリックスバファローズの山本由伸。7回12奪三振 1失点で降板した事について元巨人の斎藤雅樹、中日で監督をしていた谷繁元信、楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
今季3勝1敗 防御率3.41(8/18の試合終了時点)
勝ち負け付かず
アナ オリックスは山本投手が降板後に中継ぎが打たれて西武に敗戦しました。谷繁さん、この試合の熱視線をお願いします。
谷繁 はい。やっぱり山本投手ですね。7回1失点で自責0なんですよね。103球でしたから僕はもう1イニング、もしくは9回まで完投するぐらいの余力はまだあったと思うんですよね。
大久保 うーん。
谷繁 その中で代えられたという。前回も100球ちょっとで代わってるんですけど、なんか山本との決め事みたいなのがもしかしたらあるのかもしれないんですけど、なんかもったいないなという気がします。
大久保 相手打線からすると山本の後に誰が投げても落ちるように見えるじゃないですか。
谷繁 そうなんですよ。今日の山本は良かったですからね。ストレートが良かったですし、ボールに迫力がありましたからね。
大久保 山本の後はどんないいピッチャーでもやっぱり落ちて見えちゃいますよね。
アナ これで山本投手は1ヵ月ちょっと勝ち星から遠ざかっているという事なんですよね。
大久保 そうなんですよね。
アナ ちなみに雅樹さんは山本投手のピッチングをどうご覧になりましたか?
斎藤 素晴らしいですよね。やっぱりオリックスの中では一番だと思ってますし、今日なんかでも内容が素晴らしかったですよね。カーブもあるし、フォークもあるしという事で的が絞りづらいと思いますよね。
大久保 これ谷繁さんが監督で、雅樹さんがピッチングコーチだとしたら、雅樹さんは監督にこれを代えると進言しますか?
斎藤 言わないですね。
谷繁 とりあえずもう1イニングいってみましょうか、となりますよね。
アナ では谷繁さん、もう一つの熱視線についてもお願いします。
谷繁 もう一つはオリックスの守備のミスです。
大久保 うーん。
谷繁 これは記録に残るミスではないんですよ。
大久保 はい。
谷繁 同点の8回表1アウト1-3塁でバッター栗山がファーストゴロで3塁ランナーが飛び出しているのでファーストはホームに投げます、ここから三本間の狭殺プレーなんですけど、キャッチャーの若月が3塁に追い込んでそのままタッチすればいいんですけど、タイミングを誤って早めにサードにボールを投げるんですよね。それでサードがホームに追い込んでタッチアウトにするんですけど、後ろのランナーの進塁を許して2アウト2-3塁になってしまうんですよね。
大久保 なるほど。
谷繁 こうやって1つ1つ塁を進められて、次のバッターのメヒアに決勝の2点タイムリーを打たれて試合が決まるんですよね。これが2アウト1-2塁ならバッテリーの攻め方も変わってくると思うんですよね。やっぱりこういう防げるミスがオリックスにはちょっと多いんですよね。
大久保 ランダウンプレーというのはキャンプで嫌ってほどやりますからね。
谷繁 そうですね。
以上です。