2021年5月1日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.千葉ロッテマリーンズ戦で7回2失点の好投を見せた東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大について元中日と立浪和義と中日で監督をしていた谷繁元信がフジテレビアナウンサーの酒主義久と共に語っています。

 

田中のヒーローインタビューの一部

田中 負けないことが大事だと思うので、今は非常に明日から頑張っていきたいと思います。

 

 

田中を語る

この日の田中の投球内容
6回106球 被安打5 奪三振6 四死球2 失点0
今季2勝1敗 防御率2.12(5/1の試合終了時点)
粘りの投球で2勝目!

 

アナ 楽天が逃げ切りロッテに勝利。田中投手が見事な2勝目でした。谷繁さん、今日の田中投手のピッチングはどうご覧になりました?

 

谷繁 今年最初の登板の時にホームラン2本打たれてるんですね。それはストレートです。それ以降はスライダー中心の配球で抑えてきたんですね。

 

アナ はい。

 

谷繁 最初の登板でいきなりホームランを打たれてからはスライダー中心、そして2試合目もスライダー中心。そして今日は先頭の荻野にはストレートから入って、田中がその打席でスライダーを投げたら振ってきたんです。そこですぐに「スライダーが狙われてるな」と感じたと思うんですね。

 

アナ なるほど。

 

 

谷繁 そして今日と前回の登板の球種割合がこれなんですけど。

 

前回登板と今日の球種割合
ストレート  34%41%
スライダーカット    37%24%
スプリット  28%26%
カーブ     1%5%
(左が前回で右が今回)

 

谷繁 スライダー系とスプリットを減らしてカーブとストレートを増やしてる。だから田中というピッチャーはこういうピッチングも出来るんですね。

 

アナ うんうん。

 

谷繁 だから緩急も付けれる、両サイドも攻めれる、高低も攻めれると。相手によって攻め方を変えられるのはさすがですよね。

 

アナ 引き出しの多さは流石ですよね。では立浪さんは今日の田中投手のロッテ打線に対してはどう見られました?

 

立浪 田中投手は決して調子が良くなかったと思うんですね。

 

アナ はい。

 

立浪 マウンド上での表情から少し体が重かったと思うんですけど、ただその中でその日のいいボールを使いながらゼロに抑えるというのは素晴らしいですよね。

 

アナ はい。

 

立浪 そして勝てるピッチャーというのは勝負所で投げミスが少なかったりで抑えるから勝てると思うんですよね。まさに今日はそういうピッチングが出来たと思いますから、今後はドンドン状態が上がっていくんじゃないかと思います。

 

アナ なるほど。

 

立浪 ロッテ打線もそこそこは打ててるんですけど、結果的にチャンスで1本が出ませんでしたからね。まあ、そこが次の課題になりますね。

 

 

以上です。

自由自在のピッチング。
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