2022年4月3日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.広島カープ戦で3連勝となった中日ドラゴンズ。執念の完封劇を見せた柳裕也のピッチングについて元巨人の斎藤雅樹、元日ハムの岩本勉、元中日の谷沢健一がフジテレビアナウンサーの海老原優香と共に語っています。

 

柳のヒーローインタビューの一部

 昨日、延長12回で投手陣がたくさん投げて、チーム全員で勝ったのを見てたので、今日は1人で投げようと思ってました。(9回にマウンドに来た立浪監督の言葉は)ここまで頑張ってきたんだから、もう一回攻める気持ちを忘れずに絶対に大丈夫、頑張れと声を掛けてもらいました。自分としても、もう一回気持ちが高まりましたし、それがボールに乗り移ってくれたんじゃないかと思います。

 

 

柳の完封を語る

この日の柳の投球内容
93回133球 被安打3 奪三振8 四球2 失点0
今季1勝0敗 防御率2.81(4/3の試合終了時点)

 

アナ 柳投手の完封勝利で中日が広島に3連勝です。

 

岩本 ここはミスター完投の雅樹さんにお聞きしたい。

 

斎藤 はい。

 

岩本 柳のこの奮闘ぶりをどうご覧になりました。

 

斎藤 素晴らしいですね。1-0という状況が、また代えづらいというのもあったと思うんですよ。

 

岩本 うんうん。

 

斎藤 立浪監督も柳と心中だというところだと思うんですよね。

 

岩本 そうですね。谷沢さん、頼もしいピッチャーですねぇ。

 

谷沢 うん。幸先のいい完封だからね。やっぱり低めに丁寧にカットボールやツーシームなど、バッターが手を出しそうなところに投げてるよね。

 

岩本 そうですね。それは感じました。結構勢いで「えいや!」でいきそうな雰囲気を今まで持ってたんですけど、今日は終始低くボールを集めてましたよね。

 

谷沢 えぇ。それで無理しないで、カーブも使ったり。そのカーブの腕の位置も前回良くなかったときより随分といいですよね。

 

岩本 はい。

 

谷沢 今日は上から叩けていた。そのカーブが打者にとっては邪魔になるんだろうね。

 

岩本 なるほど。

 

アナ 両リーグ一番乗りの完投で、9回には立浪監督自らマウンドに行ってましたね。

 

岩本 ピッチングコーチの経験もある雅樹さんにお聞きしますが、あそこで監督がマウンドに行くというのはどんな意味を感じますか?

 

斎藤 やっぱり「お前に任せた」というのを言いたいと思うんですよね。

 

岩本 えぇ。

 

斎藤 監督ってなかなかマウンドに行かないんですよ。でも監督になって、この早い時期で、自ら行くというのは、やはり立浪監督さすがだなという感じがしますね。

 

岩本 大黒柱として信頼しているように見えましたし、柳本人も前日にリリーフが投げていたのを見て、自分一人で投げ抜くという決意も立浪監督との気持ちとマッチしてましたね。

 

斎藤 そうですね。

 

アナ 立浪監督は「感謝しかない」とコメントしていました。

 

岩本 ブルペンのことを考えてでしょうね。

 

 

以上です。

1-0の完封はスゴいです。
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