2018年7月16日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のオールスター明けの後半戦の開幕戦の阪神タイガース戦で逆転を呼び込んだ読売ジャイアンツの吉川尚輝の見事な走塁について横浜で監督をしていた大矢明彦、元横浜の平松政次、元横浜の野村弘樹がタレントの衛藤美彩と共に語っています。
衛藤 巨人が連勝を5に伸ばしました。大矢さん、いかがでしたか?
大矢 いいゲームでしたよね。
衛藤 はい。
大矢 内海の頑張りにバッターが応えて点を取ったというゲームなんですけど、僕はその中で吉川尚輝の走塁がポイントとして大きかったと思うんですよね。
巨人が1点ビハインドで5回表1アウト1塁で打者吉川がレフト前ヒットを放ち1塁ランナーは3塁に進み、レフトが一瞬だけ処理にもたつく間に打者走者の吉川が2塁を陥れた場面
大矢 坂本が出塁した後にヒットエンドランで、いい作戦だったと思うんですけど、ここでレフトがちょっともたついたところでね、平松さん。
平松 そうですね。だから、もたつくんじゃないかなと吉川が察知して、もうボールをポトっと落とした時に2塁に行ってるわけですよ。
大矢 はい。
平松 だから、1塁からはかなりオーバーランしているぐらいに様子を窺っていて『いける!』という判断が素晴らしかったと思いますね。まあ、もちろん足も速いんですけどね。
大矢 はい。野村さん、そういうのって今までのジャイアンツだとあんまり無かったじゃないですか。
野村 そうですね。足という部分ではなかなか出てくる選手がいなかった中、平松さんが言われたように、足が速いのは当然分かっているんですけど。
大矢 はい。
野村 大事なのは判断力と、予想をしているということと、迷わないことだと思うんですよね。それが揃わないとこういった走塁はなかなかできないと思うので、この足が使える選手がジャイアンツの中にいるというのは今後、活性化してくるんじゃないですかね。
大矢 そうですね。平松さん、やっぱり若い選手がこういうプレーしてくれるというのはスゴく頼もしいですよね。
平松 本当にね。この足というのはなかなか使える人ってそうはいないですから、これはチームにとって力になるし勢いをつけますよね。
大矢 そうですね。いいゲームだったと思いますね。
以上です。
この走塁のおかげで前進守備になり、そのおかげでヒットゾーンが広がってちょうどそこにマギーがヒットを打ったので吉川の走塁で逆転したと言っても過言ではない走塁でした。