2018年4月18日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs阪神戦の6回表に阪神の4番ロサリオへの失投について元巨人の松本匡史と元近鉄西武の金村義明、元横浜の野村弘樹がタレントの稲村亜美と共に語っています。
【この日の柳の投球内容】
5回2/3、89球、被安打7、奪三振5、四死球5、失点4(自責点2)
今季通算1勝2敗 防御率2.95(4/18の試合終了時点)
稲村 負けた中日の柳投手ですが、5回まで好投も6回に突如4失点でした。
野村 そうですね。柳投手、6回表ランナー1塁で4番ロサリオのところで2ナッシングと追い込んでサインに首を振ってね。今日も非常に序盤が良かったんですよね。前回も完封で自信を持って投げている。当然、僕は首を振ることもあると思うんですよね。
稲村 はい。
野村 ですけども、キャッチャーのサインを出されて投げる時も当然責任があるんですけど、首を振って投げる以上はもっと責任を感じなきゃいけない。それを思って投げたがために余計に力んで中に入っちゃうんですね。(キャッチャーはアウトコースに構えていました)
稲村 はい。真ん中でしたね。
野村 それでもやっぱりピッチャーは甘くなっちゃいけないと思うんで、この1球は柳にとって忘れられない1球になると思うし非常に勉強になったと思うんですけど、金村さんはこの勝負をどう見ましたか?
金村 僕も2ナッシングから、あれほど首を振るということはアウトローでズバっと決めにいきたいんじゃなかったのかなという。
野村 うんうん。
金村 どうですかピッチャー心理では?
野村 もうその通りです。
金村 でしょうね。
野村 柳を擁護するわけじゃなくて、今日は良かっただけにその気持ちがよく分かります。そこで決めたかった気持ちも分かるんですけどね。松本さんはどう見られましたか?
松本 キャッチャーの構えを見るともうボールでもいいよって感じで外に構えていますから、そんなに悩むこともなかったんじゃないかなと思うんですけどね。
野村 まあ、ピッチャーの気持ちとしてはよく分かります。欲が出たとも言えるし、調子が良かっただけに自分に酔うところもあるんですけど、こういう時こそバッターがロサリオですから細心の注意を払って投げてほしかったですね。
金村 ただ、野村さんね。
野村 はい。
金村 主だった失投はこの1球だけでしたよ。あとはほとんど良かったですし前回のヤクルト戦の完封勝利に近いようなマウンド捌きであったり腕の振りでしたけどね。
野村 まあ、徐々に柳も成長しているんで、その過程の中で今日が1つ勉強になったと思うんで生かしてほしいですね。
以上です。
かなり良いピッチングを途中までしていたんですけどね。でも、能力は高いというのはよく分かります。これから成長していくことでしょう。