2018年8月10日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で先発し無四球で6年ぶりの完封勝利をあげた中日ドラゴンズの吉見一起について元横浜の平松政次、楽天で監督をしていたデーブ大久保、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
【この日の吉見の投球内容】
9回103球、被安打3、奪三振3、四死球0、失点0
今季4勝4敗 防御率 3.63(8/10の試合終了時点)
【吉見のヒーローインタビューの一部】
吉見 完封をまさかできるとは。完封よりも、無四球というのがチームとしてもなかったので、できて良かったと思います。(9回表のマウンドについて)山田君、バレンティンに回ったら交代だろうなと思いながら。でも、しっかりと3人で切れば回ってこないんで、1人1人ストライクゾーンの中でゴロを打たせようという、初回から変わらない気持ちでいきました。
アナ 吉見投手の投球はファンの方にも感動の完封勝利だったようですねぇ。
大久保 ですよね。平松さん、吉見投手の今日のピッチングを見てどうですか?
平松 全盛期の時はこれにキレもスピードがあって、もうコースをキチッと投げていくんですよ。
大久保 なるほど。
平松 もう調子がいい時は安定感抜群でね。まあ、まず打たれないだろうなという。
大久保 はい。
平松 そのなかで今日なんかはフォアボールを出していないでね。全く無駄なランナーを出さないという。バッターもこれだけのコースを突かれたらね、もう手も足も出ないという抜群のピッチングでしたね。
大久保 そうですねぇ。苫篠さん、バッターから見て今日の吉見はどうですか?
苫篠 吉見君の特徴というのは、両サイドと低めへの制球力なんですけど、今日はもうピンポイントでキッチリ狙えたピッチングだったと思います。でも、ボールになってコースが外れる時もあるじゃないですか。
大久保 はい。
苫篠 そのボールになった球が甘くいったりすると打たれますけど、外れても厳しい方に外れる。ボールの高低でも高めにいくと打たれるじゃないですか。
大久保 そうですね。
苫篠 今日の吉見投手のピッチングは狙った高さが外れても低くいっちゃう。そういうところが出来るピッチャーなのかなと。まあ、精密機械のようなピッチャーですよねぇ。
大久保 今日なんかは本当に教科書のようなピッチングと言ってもいいでしょうね。
アナ もうグッとくる勝利でした。
大久保 はい。
以上です。
全盛期ほどのボールの力はないですけど、コントロールはまだまだ健在です。