2018年8月15日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.中日戦で先発し7敗目を喫した横浜DeNAベイスターズの2年連続開幕投手の石田健大について元中日の谷沢健一、元横浜の斎藤明雄、元横浜の野村弘樹がフジテレビアナウンサーの小澤陽子と共に語っています。
【この日の石田の投球内容】
5回1/3、被安打9、奪三振3、四死球2、失点5
今季2勝7敗 防御率5.63 (8/15の試合終了時点)
アナ DeNA先発の石田投手なんですが、開幕投手を務めましたが苦しいシーズンが続いています。
野村 石田が苦しんでいますねぇ。
斎藤 うーん。開幕当初に話をした時にちょっとプレッシャーを感じている様子でしたね。投げる度に負けが付いてくるから、どうしてもやらなきゃいけないという気持ちが焦りになっているように見えますね。ボール自体はそんなに悪くないんですよ。
野村 うーん。
斎藤 ただ、フォームで気になるのは右肩の開きが早いから、いい球を投げていてもバッターから見やすくなって打ち込まれている感じがしますね。
アナ 開幕投手というプレッシャーもあるかもしれませんけど、野村さんと斉藤さんはお二人とも開幕投手を務めてられていますが、その時の成績を実は用意しています。
【斎藤明雄と野村弘樹の開幕投手をした年の成績】
斎藤明雄 | 1981年 | 5勝15敗 | 翌年以降の成績 |
1982年 | 5勝16敗 | 10勝 | |
1989年 | 8勝6敗 | 10勝 | |
野村弘樹 | 1992年 | 5勝4敗 | 17勝 (最多勝) |
1995年 | 4勝7敗 | 翌年から3年連続二桁勝利 |
野村 余計なことをしなくていいんだけどね(笑)
アナ フフフ(笑) ご覧になって頂くと、斎藤さんは3度で野村さんが2度、経験されています。
野村 斉藤さんと僕も開幕投手を務めた年は成績が悪いですね。
アナ やっぱり、期待されてプレッシャーがあるんですかね?
斎藤 開幕のプレッシャーを感じているのか、81年なんかは5勝15敗っていうのがありますが、負けが付くというのは開幕投手としてローテーションを守って投げているという結果だと思うんですよ。
野村 それだけ投げているということですもんね。
斎藤 私はこれだけ負けが込んでいても全く気にしなかったですね。
アナ ただ、翌年がすごい好調というか。
野村 斎藤さんはそうですね。
斎藤 これはたまたまだと思いますよ。
アナ 野村さんも最多勝です。
野村 僕は明らかに分かりやすい数字ですね。まあ、僕が開幕投手をさせてもらった時に、やっぱり1年間でピッチャーって考えるじゃないですか。
アナ はい。
野村 開幕投手と言われたんで、その日に合わせ過ぎちゃうんですよね。だから、そこを投げ切って、その後が良くなかったですね。
アナ なるほど。
野村 そこに合わせ過ぎた。
アナ 石田投手もそういうことがあるんですかねぇ。
野村 だから、そのへんの難しさは僕にはありました。
谷沢 力が無かったんだな。
野村 そういうことです。
以上です。
途中から2人の話になりましたけど、開幕投手になるとその後のローテでもエース級と当たるから厳しいという話は聞いたことがあります。