2018年10月2日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.広島カープ戦で見せた阪神タイガースの金本監督の采配について元ヤクルト広島の笘篠賢治がフリーアナウンサーの松元真一郎と共に語っています。
アナ 阪神は点が取れません。
笘篠 本当にね。点が取れないというのは何か連鎖反応を起こしたりするんですけど、今日のゲームの中でもね、やっぱり点を取るためにやるべきことをやったかなという問題になってくるんですね。
アナ はい。
笘篠 一つは7回表ノーアウト1塁で6番のナバーロを森越に代えて明らかなピンチバンターなんですよ。
アナ うん。
笘篠 ここでバントをさせて絶対に1点を取りにいくんだというバント作戦を採りました。それは成功したんですけど、その後に何で仕掛けられないのかな。7番の梅野が倒れて8番のルーキー島田の打席です。若手とベテランじゃないけれども、経験豊富な野手を代打に送って勝負をかけにいかなきゃいけない。バントをさせたわけですから。
アナ はい。
笘篠 そして、もう一つは8回表です。鳥谷がヒットで出てノーアウト1塁ですよ。ここでバッターは糸原なんですが、これテスト登板のヘルウェグが投げているんですね。1球目はバントの構えで明らかなボール、2球目も明らかなボール。もう3球目は真ん中に投げるしかないんですよ。
アナ うん。
笘篠 ヘルウェグも余裕がない。この3球目でバントをしてファール。ここでバントをさせるよりは、点を取れないタイガースでちょっと呪縛にハマっているところをここで思い切ってヒットエンドランをかましてやればよかったんですよ。
アナ はい。
笘篠 そうしたら前に転がればランナーを送る形にもなるし、もしこれでヒットでチャンスが広がれば、同点どころか逆転ということが上位の打線なのでいけるかもしれない。
アナ うん。
笘篠 そういった中でバント、バントという一つの策だけでそこしか考えることがなかったのかなっていうところが何となく見ているともどかしいです。
アナ もどかしい。
笘篠 点を入れることの以前の問題でね。
アナ うん。
笘篠 もっとやれることがなかったのか、もっと攻めれる方法がなかったのかと思うともどかしいんですよ。
以上です。
糸原の打席でエンドランするかどうかは色々と考えないといけませんけど、島田に代打を送らないのは点が入らな過ぎてもう何をしたらいいのかも分からなくなっているんでしょうか。ナバーロに代打森越もヤバいですけど。