2018年11月1日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で日本シリーズ2018、広島カープvs.福岡ソフトバンクホークスの第5戦、5回表のソフトバンク工藤監督の裏目の継投と広島の丸佳浩の逆転2ランについて元中日の谷沢健一、元日ハムの岩本勉、元ヤクルト広島の笘篠賢治がフジテレビアナウンサーの内田嶺衣奈と共に語っています。
【状況】
4回裏にソフトバンクの中村晃の逆転タイムリーでソフトバンクが2-1とする
そして5回表、広島の攻撃での出来事
谷沢 5回表、1アウトからまず広島の田中広輔がセンターオーバーの2塁打。そして続く菊池は倒れた。苫篠さん、ここで工藤監督は先発の千賀からモイネロに代えるんですよ。
苫篠 これは驚きました。やっぱり早めの継投とはいえ、徹底的に丸イジメをしようというのが伝わってきますよね。
谷沢 うんうん(笑) ガンちゃん、ただね、当たっていない丸だからモイネロに代えたんだろうけど。
岩本 はい。
谷沢 ところが、丸が2ラン逆転ホームラン(笑)
岩本 私たち、冗談抜きで『どっひゃー!』って言葉を使いましたよね(笑)
アナ ハハハ(笑)
谷沢 初球にインサイドに高めのボールをいって、そして2球目にインサイドにチェンジアップをいって、そして3球目にちょっとインサイドにストレートが真ん中に入ったかな。
苫篠 うん。
谷沢 でも、ここまであれだけ捉えきれてなかったからねぇ。
苫篠 まあ、ここで丸を目覚めさせてしまいましたよね。
谷沢 うん。
苫篠 それとソフトバンクにとってはこれで計算が狂ったというのがありましたね。
岩本 一瞬、ちょっとバットを上から被せ過ぎでラインドライブが掛かって、いってもフェンス直撃ぐらいかと思ったんですけど、これスタンドまでいきましたよね。
苫篠 そうですよね。
アナ いつもクールな丸選手が吠えていたのが印象的なでしたけど。
岩本 そうですね。
谷沢 丸はこのシリーズではバッティングで迷っていたんですよ。執拗にインサイドを攻められたり、思わぬアウトハイを攻められたり、緩いボールで攻められたりね。だから、ポイントの位置がズレていましたよね。
苫篠 うん。
谷沢 この打席では打つポイントがしっかり出来上がって、そして上手くボール叩いた見事なホームランだった。
岩本 これ今は試合後なんでホークスはサヨナラ勝ちになっていますけど、それがなかったらこの継投の場面は世の中の野球ファン、世の中の野球解説者たちはずっとその場面について触れていくじゃないかというぐらい大きな場面ですよね。
谷沢 うんうん。
岩本 私たちも結果論でコメントするんで難しいんですけどね。
苫篠 いや、これは延長12回の制度というのが物凄く大きいんですよ。15回だったらこんな早めの継投を出来るわけがない。
岩本 そうですね。
以上です。
工藤采配失敗。