2015年にフジテレビの「すぽると」で放送された100人が選んだナンバーワン スピードボール部門を紹介します。ナレーターと選手の語りと共に進行します。
スピードボール部門 第5位
丸佳浩 浮いてくるような真っ直ぐ。
西川遥輝 まあ、速い速いとは聞いてましたけど、ここまで速いかと思いましたね。
中島卓也 真っ直ぐだけで抑えられるピッチャーかなと思います。バンデンハーク。投げ方がゆっくりなのに球がこうピュッってくる感じで。
第5位はソフトバンクのバンデンハーク(4票)。2015年シーズン6月途中に初登板するとこの速球を武器にポストシーズンを含めなんと無傷の11連勝を果たした。
スピードボール部門 第4位
平田良介 真っ直ぐ打ちに行って真っ直ぐに手が出なかった感じです。
大島洋平 左のパワーピッチャーというか、真っ直ぐを待っていてもなかなか前に飛ばない。
江越大賀 ポレダ投手。
第4位は巨人のポレダ(6票)。1メートル98センチの長身から投げ込まれるストレートは威力抜群。対戦するバッターは恐怖すら感じるようで。
亀澤恭平 あんだけ速い球というのは今まで見たことがなかったので。凄い真っ直ぐ怖いなというような印象のピッチャーでした。
菊池涼介 これ怖ぇわっていう感じでしたね。凄く高くて近く見えるんですよね。あれ2メートル前に来てるんじゃないかとか。ソフトボールのピッチャーの位置ぐらいなんじゃないかと感じましたけどね。
スピードボール部門 第3位
中崎翔太 ミットに突き刺さるというか。
倉本寿彦 あっという間にボールが来てるかなと思います。
畠山和洋 150キロ後半出てますけど、それ以上に速く感じる印象が僕はあります。スピードはもう間違いなく藤浪投手が1番速いと思います。
第3位は阪神の藤浪晋太郎(7票)。2015年シーズンは自己最速となる158キロを叩き出しプロ3年目で初のランクインを果たした。その成長の裏にはストレートの球質の変化があった。
福原忍 指にかかった時のボールは凄いですね。
岩田稔 2015年はしっかり指にかかった真っ直ぐを投げてるなあっていうのを感じましたね。
チームメイトも感じていた藤浪の変化。2014年までストレートがシュート回転していたが2015年はフォームの安定により指にかかった縦回転のキレのあるストレートが決まるようになった。両リーグ最多の221奪三振で奪三振王のタイトルを獲得した。
スピードボール部門 第2位の発表
川端慎吾 めちゃくちゃ速かったですね。ちょっとキツイなっていう感じがありました。
今宮健太 真っ直ぐが唸っている感覚というか。
石川歩 あのストレートだったら、いらないですね変化球(笑)
森唯斗 やっぱりソフトバンクのサファテが1番速いなと思いますね。
第2位はソフトバンクのサファテ(12票)。瞬く間にキャッチャーミットに収まるストレートを武器にパリーグ新記録となる41セーブを上げセーブ王を獲得した。サファテのスピードボールに対戦選手がこぞって口にしたのは。
安達了一 真っ直ぐって分かっていても当たらないですね。
嶋基弘 真っ直ぐって分かっていて真っ直ぐで三振を取っている。
伊藤光 分かっていても打てない真っ直ぐって多分ああいうボールだと思うんで。
分かっていても打てないストレート。では、トリプルスリーを達成したヤクルト山田はどう感じたのか。
山田哲人 真っ直ぐ来るって分かっているんですけど前に飛ばない。あれはもう無理っす。
スピードボール部門 第1位
武田翔太 えげつない球投げますね。
森友哉 100%真っ直ぐに張っていても詰まりますね(苦笑)
高橋朋己 アームマシン。アームマシンじゃなきゃ出ない速さです。速いっすホントに。
ペーニャ 神からもらった能力・体だと思う。
五十嵐亮太 説明いらなく見ただけで納得できるピッチャーだと思います。
藤浪晋太郎 やっぱり数字的なところで言うと1番速いんじゃないかなと思います。まあ、やっぱり大谷じゃないですかね。はい。
前田健太 大谷翔平。
堂々の第1位は日本ハムの大谷翔平(54票)。誰もが認めるそのストレートで2015年シーズンは最優秀防御率、最多勝、最高勝率の投手三冠を獲得。2位に40票差以上を付け2年連続でスピードボール部門1位に輝いた。これほどまでに圧倒的に支持されるストレート。
亀井善行 やっぱり160キロ。
前田健太 やっぱ160キロは出せないですよ。なかなか。
則本昂大 大谷君がいるおかげで150キロが出ても全然普通。
もはや大谷の代名詞となった160キロ超えのストレート。そんなイメージが定着した今でもそのスピードは異次元のようだ。
牧田和久 9回でも普通に160キロ近い球を投げますし。
中村剛也 先発で1回から9回までそういう球を投げられるのは凄いんで。
常時150キロ台中盤をマークする大谷ストレート。そのスピードは9回になっても衰えず対戦バッターたちを最後まで苦しめた。
2015年シーズン、大谷とバッテリーを組んだキャッチャー近藤からはこんな証言が。
近藤健介 人差し指が腫れたという経験はなかったんですけど、翔平の球をずっと受けていて痛くて捕れなくなった。そういうとてつもないボールを投げるなと思ってます。
キャッチャー泣かせのエピソードも大谷の凄さを物語っています。
大谷翔平 2015年シーズン、色んな方たちとやりましたけどそういった方たちから選んでもらえて光栄かなと思います。
そしてスピードボール部門1位の大谷自身が選ぶ2015年シーズンのベストスピードボールとは。
大谷翔平 プレミア12では真っ直ぐで良い感触をつかんだので。
2015年11月19日のプレミア12 準決勝 韓国戦。世界を相手に投じた最速160キロのストレート。6回までノーヒットピッチングを披露し世界の舞台でも十分に通用したストレートに確かな手応えを掴んだ。
大谷翔平 それを来年以降、発揮していければ良いのかなと思ってます。
選手 | 票数 | |
1位 | 大谷翔平 | 54 |
2位 | サファテ | 12 |
3位 | 藤浪晋太郎 | 7 |
4位 | ポレダ | 6 |
5位 | バンデンハーク | 4 |
以上です。
プロ入り3年目の大谷翔平です。