2018年12月6日に読売テレビで放送された「朝生ワイドす・またん」で阪神タイガースの能見篤史が2018年シーズンを振り返っています。聞き手は読売テレビアナウンサーの尾山憲一です。
2018年シーズンについて
能見の成績
先発 0勝2敗 防御率7.55
中継 42試合 4勝1敗 防御率0.86
アナ 今年は中継ぎ転向で激動の年だったと思いますが。
能見 いや、そうでもないかもしれないです。
アナ あっ、そうなんですか?
能見 うーん。ちょっと自分の中ではどこかでやってみたいなというのが少しはあったんで。
アナ そうなんですか。
能見 でも長いイニングを投げるとなると、色んなペース配分を考えないといけないし、早い回で降板するとリリーフに負担がかかるんで、特にそんなにチーム的にはやっぱり完封・完投が多くないんで。僕もこの分を考えるんですけど、序盤にやられたりとかでけっこう苦しかったんで。
アナ はい。
能見 でも短いイニングになればなるだけ力が発揮できる部分があるんじゃないかなと思っていたんで。
アナ だからこそスッと対応できたんですかね?
能見 うーん。そうですね。でも勉強という自分の中では形にしてて、その辺はブルペンでずっとやっている球児とかが色々教えてくれたりとかっていうのが非常に大きかったですね。
中継ぎの難しさ
能見 まあ、見えない部分がスゴく大きいので、試合に投げないから休めたというとこではないんで。その辺はなかなか伝わらないところで、143試合の中でそういうのがスゴくあるんで、意外と疲労というのがありますね。
アナ 先発だとこの日の投げるというのが決まっている中でいつ出番があるか分からないポジションという部分ですか?
能見 それが一番ですね。状況を見ながらとか。やっぱり終盤になれば一球がスゴく重要なポジションなんで。
アナ そうですよね。重たいでしょうね。
能見 重たいですよ。先発が頑張って試合を作ってくれて、野手が頑張って点を取ってくれて、勝ちに向かって残り少ないところを任されている部分があるんで、重みというのがスゴくありますね。
来季も中継ぎ
能見 どうしても先発っていうわけでもないですし、色々とチームのバランスを考えながらなんですけど、力が発揮できるところを考えるとやっぱりリリーフの方がいいかなと僕は思います。
アナ ということは、先発ローテーションに未練というか、もう1回というのは今はところは?
能見 まあ、その質問だと趣旨として僕が先発にこだわってるような感じからの入りなんで(笑) 僕はそんなことを一言も言ったこともないし。
アナ はい。
能見 全然未練とかもないですし。
アナ そうですか。
能見 はい。
来季に向けて
能見 一番上を目指さないといけないですし、監督がやりたい野球というのは言ってもらっているので、それになんとか力になれるようにするのが一番かなと思いますし、なるべく迷惑をかけないようにしないといけないなと。
以上です。
中継ぎで復活しました。