2018年12月にフジテレビONEで放送された『プロ野球ここだけの話』で達川光男と岡田彰布が監督時代の失敗についてフリーアナウンサーの梅田淳と共に語っています。
アナ ちょっと聞きたいのが監督時代の大失敗というのを聞きたいと思います。まずは達川さんからお願いします。
達川の失敗采配
1994年4月2日の中日戦@ナゴヤドーム
広島1点リードの6回裏に中日・立浪に逆転タイムリーを撃たれて開幕戦黒星となる
達川 これは大下剛さんがヘッドコーチをしてたんですが、試合後に諭されましたよ。「あそこはの、立浪にミンチーでそのまま勝負するなら1塁が空いてたから、歩かせる選択もあるし、立浪と勝負するんならピッチャーを代えたらどうやったんや」と言われたんです。
アナ はい。
達川 それで結局、立浪にライト線にタイムリーヒットを打たれるんですよ。そこから3連敗しましたけどね。中日の監督だった星野さんは喜んどりますけどね。
アナ 敵将の星野仙一というのは、当時はどのように見えていたんですか?
達川 もう監督同士ですから一々感傷に浸る場合ではなかったですね。
アナ 戦う相手ですからね。
達川 そうです。
アナ では続いて岡田さんです。2008年のあの試合です。ヤクルト戦。
岡田 そうですねぇ。
岡田の失敗采配
2008年10月3日のヤクルト戦@神宮球場
阪神5点リードの7回裏に6回無失点の先発・安藤を代えてリリーフ陣に託すも逆転負け
岡田 これは巨人に追い上げられてほとんど同率でいってたんですよね。その試合の先発の安藤優也を次の登板では中4日で巨人戦と決めていたんですよ。
アナ なるほど。
岡田 それまで6回まで0点で抑えてたのかな。5点リードですよ。それで80球ぐらいで代えたんですよ。後ろのあの3人(JFK)で逆転されたんですよ。
アナ あぁ。
岡田 この時に初めてのことが起きましたね。
アナ 強烈な事が起きましたね。
岡田 次の中4日だと登板に向けて球数を抑えようとしますけど、あれはもういらないですね。
アナ そうですか。
岡田 普通通りの球数で投げさせて中4日の方がいいですね。中4日だから球数を少なくして1イニングでも少なくするとかね。ピッチャーは投げてしまえば一緒みたいですね。
アナ なるほど。
以上です。
失敗した采配というのは印象深いでしょうね。