2017年3月にBS1放送された『球辞苑』で中日ドラゴンズで活躍した立浪和義がセカンドでのゲッツーテクニックについて番組MCの徳井義実と共に語っています。
ここでは荒木雅博がゲッツーのテクニックを語るVTRを見て立浪が様々なことを語っています。
立浪 ベースの踏み方って色々あるんですよね。
徳井 はい。
立浪 荒木選手の場合は基本的に後ろに下がってショートとかサードのボールを受けると話していましたよね。
荒木がボールを受ける位置
立浪 これのメリットは、基本的にランナーはベースまでしか滑れないので。
立浪 このまま体を開けて1塁に投げればランナーに邪魔されない。
荒木パターンの送球
立浪 広島の菊地選手のプレーなんかは前に出て捕りますよね。
多くのセカンドのパターン
徳井 そうですね。飛び越えて捕ってますね。
立浪 ランナーもその方向に滑って来るんですけど、前に出るのが一番潰されにくいんですよ。
徳井 なるほど。
立浪 ただ、前に出るのは非常に勇気がいるんですよね。よっぽど早くベースに入って前に出ないといけないですから。それが難しいポイントですね。
徳井 はい。
立浪 時間的に余裕があるときはセンター方向から回り込んでベースに入って速いボールを投げる。これが一番易しいですよね。
徳井 なるほど。
立浪 あとは回転のいいボールを投げてもらったらワンピースで必ず縫い目にかかってボールを握れるんです。
縫い目にかかる
徳井 うんうん。
立浪 それがショートサードが指にかけずに投げたボールは回転が悪いですから、握ったときに必ず縫い目にかからないんですね。
縫い目にかからない
徳井 へぇー。
立浪 まあ、それの握り替えの早い選手が上手いんですけど、基本は相手が回転のいいボールをセカンドの左半身に投げてくれればゲッツーは成立しやすいですね。
以上です。
かなり分かりやすい。