2019年8月30日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日の埼玉西武ライオンズvs福岡ソフトバンクホークス戦で4回裏の外崎修汰の打席について元横浜の高木豊、元巨人の斎藤雅樹、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。
シーン
高木、斎藤雅樹、真中が語る
アナ 2ゲーム差で迎えた首位攻防戦でしたが、西武がソフトバンクを下し1ゲーム差に迫りました。今日の勝負を分けた大きな1球があったんですよね。
高木 もう大きな1球がありましたね。真中さん、4回裏、外崎の打席で1ボール1ストライクからの3球目のボール。
真中 これいいボールでしたよね。
高木 いやぁ、いいボールだったと思うんですけど、これは判定だから仕方ないんですけど、3球目がストライクになって追い込まれるか、これがボールになってバッティングカウントになるか、この違いは物凄く大きかったと思うんですけど。
真中 これは心理状態からしますと外崎は優位に立てましたよね。思い切って真っ直ぐを狙える形になりましたよね。
高木 雅樹さん、それで意地を張って3球目と同じようなコースに同じような球を投げたように見えましたが。
斎藤 まあそうだと思いますね。
高木 キャッチャー甲斐の動きを見ているとそうですよね。
斎藤 はい。
高木 あの心理というのはピッチャーからすと、「もう1球いってやる」という心理になるんですか?
斎藤 なりますけど、大体続けたら次の球の方が甘くなるというのが多いですね。
高木 うんうん。
斎藤 もし投げるならコースを変えるか、球種を変えた方がいいんじゃないかなと。
高木 大怪我にはならなかった。
斎藤 はい。そういうことですよね。
高木 でも、真中さん、やっぱり千賀と甲斐のバッテリーの心理を読んだ真っ直ぐの待ち方に見えましたね。
真中 そうですね。外崎からすると3球目がボールになったので、少し甘いところを待てることになりましたよね。
高木 余裕ができましたよね。
真中 はい。それでカウントも有利ですから、ストレート1本で絞っているところに甘めのストレートが来たと。
高木 そうですね。
真中 これを見逃さずにしっかりと打てた外崎も素晴らしいですよね。
高木 そうですね。この大事な試合で1球のストライクボールの判定が大きな仕事をさせるというかね。
アナ 1球で流れが変わるんですね。
以上です。