2020年9月11日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.東北楽天ゴールデンイーグルス戦で今季初登板初先発し、6回途中3失点の投球内容だった北海道日本ハムファイターズの吉田輝星のピッチングについて元日ハム阪神の片岡篤史、元横浜の野村弘樹、中日で監督をしていた谷繁元信がフリーアナウンサーの柴田阿弥と共に語っています。
勝ち負け付かずプロ2勝目ならず
アナ 楽天が茂木選手の劇的なサヨナラホームランで勝利しました。一方の日本ハムは吉田輝星投手が今季初登板でした。
野村 谷繁さんは一度受けてみたいピッチャーだと話していましたけど、印象はどうですか?
谷繁 野球界に入った時に受けてみたいと思ったピッチャーですね。今日のピッチングは投げてるボール自体はいいと思います。ただ、いいボールと悪いボールの差がまだちょっとあるかなと。
野村 はい。
谷繁 それで全体的にボールがちょっと高い。いいボールなんですけど、高かったですね。その分ヒットゾーンに打たれるし、前にしっかりと飛ばされるというところだと思うんですよね。
野村 うんうん。一番はコントロールだと思いますか?球威ですか?
谷繁 球威はあると思います。ただ今は角度がないんですよね。どうしても下から上に行くような角度で投げてるので、ちょうどバッターのベルト付近にボールが集まるんですよね。
野村 そうですよね。フーッと浮いてきてる感じがありますよね。だからあれが上から下の角度に投げ込めるとまた違う結果になると。
谷繁 そうなるといい形になるでしょうね。
野村 なるほど。片岡さんは吉田輝星についてはどんな印象ですか?
片岡 甲子園の時は強烈なスピードボールが印象に残ってますけど、昨年もプロ初先発した試合ではちょっと高めに抜けるボールが多かったんですよね。
野村 はい。
片岡 今日は覚えた新球のフォークボールを駆使して、まとまってきたという印象を受けますね。
野村 なるほど。まあ、まだまだ上がってくるピッチャーですから楽しみにしましょう。
以上です。