2018年4月2日に関西テレビで放送された「報道ランナー」という番組でヤクルトで監督をしていた古田敦也が今年のセリーグ優勝は阪神タイガースだと公言しました。もともと3位と予想していましたが変更したようです。関西テレビのアナウンサーの新実彰平(以下アナと表記)と共に語っています。

 

アナ 古田さんは今年の阪神を3位と予想しております。プロ野球が開幕しまして阪神は1勝2敗と巨人に負け越していますが、この結果を受けて古田さんが思ったことはこれです。

 

【モニターに「3位予想、撤回します・・・阪神優勝かも」と映される】

古田 僕は3位予想していました。これは「なんか大阪の番組に来てるから言うてんちゃう」と思っているかもしれませんけど僕は全国ネットで言ってしまいましたからね。(この前日のテレ朝の「サンデーLIVE!!」という番組で阪神優勝予想を発言していました)

 

アナ そうなんですか(笑)

 

古田 もうここまで来たら応援します。

 

アナ 開幕3連戦は1勝2敗だったんですけど。

 

古田 まずその辺を解説させてもらうんですけど一つはこれなんですよ。

 

【『3位から優勝のワケ 絶対エース菅野をKO』と書かれているフリップを出す】

古田 絶対エースの菅野を打ったというのは大きいことなんですよ。菅野は巨人のエースじゃないですか。日本の大エース。それで開幕投手で来られたら僕が阪神の選手だったら「今日はアカンかなあ」と正直思います。巨人も勝つと思っているし菅野もそう思っている。しかも、オープン戦も絶好調。阪神は最下位で全然打っていなかった。

 

アナ そうでしたよね。

 

古田 ちょっとアカンやろなあと思っているところをみんながしっかりと準備してこんなに打ち崩した。これからも菅野と4,5回当たります。全然怖さがなくなりますから。今年は巨人と広島が強いと言われていますから、この2チームに勝っていくという意味では菅野に勝ったのは非常に大きいこと。

 

アナ でも、よく言うのが1/143なんて言い方するじゃないですか。

 

古田 はい。それは違います。1/143じゃない。

 

アナ そうではない。

 

古田 菅野はもう苦手意識が出ていますからね。「阪神はちょっとイヤだな」と思っていますし、逆に阪神はいけると思っていますから。これからも菅野を打ち崩したことが生きてきますからね。

 

アナ なるほど。1年を通じて大きな1勝だと。

 

古田 これは大きかったです。もし、阪神が優勝したら「やっぱりこれが大きかったなって古田が言ってたって」みんなに言うてください(笑)

 

アナ ハハハ(笑) しっかりと覚えておきます。何で菅野投手を打てたと思いますか?

 

古田 打順も積極的に入れ替えていましたね。高山を1番にしていたりして「1番は鳥谷でいくぞ」とあれだけ言っていたんですけど、そこは高山の方が良いと最終的な決断をした監督。そして、その気持ちに選手が応えたというのが大きかったですよね。

 

アナ これで優勝だ。

 

古田 ただね、条件があります。簡単に1勝2敗のチームが勝てますかいな(笑)

 

【ここで『優勝条件 藤浪の復活と梅野の成長』と書かれたフリップを出す】

古田 条件はこちらね。やっぱり藤浪が復活しないとダメですし梅野君がしっかりと成長しないと2戦目3戦目に勝っていたけど、やっぱり逆転されているのは良くない。

 

アナ 以前に優勝確率を出していましたよね。

 

【ここで『阪神優勝確率 25(+10 藤浪)%』と予想していたフリップを出す】

古田 「阪神が優勝する確率は25%かな、藤浪が頑張ればプラス10%かな」と言っていたんですけど。だから第2戦の藤浪ってのは期待して見ました。本来なら秋山を第2戦に持って来るかなと思っていたんですけど藤浪は「お前、頼むぞ」という監督の気持ちに応えてくれないといけない。

 

アナ 藤浪の5回0/3で4失点5四球の内容はどうだったんですか?

 

古田 イマイチと言えばイマイチ。

 

アナ イマイチ。

 

古田 でも、僕はもっとボロボロになるかなと実は思っていました。まだ自分が変えたいことやりたいことの時間が足りなかったと思う割に5回まではそんなに悪くなかった。

 

アナ 安定している時もありましたよね。崩れ出したら急に崩れる悪い癖もありましたけど。

 

古田 まあ、これから早めに代える可能性もありますけど思ったよりはね。2017年が3勝だからもっと上積みできるんじゃないかなと思わせてくれる内容でしたね。

 

アナ それでもう一つの優勝の条件が「梅野選手の成長」。

 

古田 キャッチャーなんですけどね。第2戦、第3戦ともに勝っていたんです。結果的にはここで一発打たれてはいけないところでいかれて逆転されるというね。

 

アナ 岡本選手のホームランですね。

 

古田 これなんていうのは代表的な2-0で勝っているところで3ランを打たれてはいけない場面で結果的には3ランを打たれてしまうんです。

 

アナ それは配球なんですか?

 

古田 配球はハッキリ言ってダメです。岡本は6番バッターで打順が下がっていきますよね。7番、8番、9番と落ちていきますから自分が打たないといけないと思っているバッターに初球から高めを要求してね。実際に打ったのはボール球ですけど高めは長打になるんでね。長打を打たれてはいけない場面で長打を打たれて逆転されて負けるというのは最悪なんです。

 

アナ ついついバッティングの調子が良いから我々はそこを見ちゃうんですけど、やっぱり配球なんですね。

 

古田 そう。何が言いたいかと言うと、これを第2戦、第3戦で梅野が感じたのがデカいんです。彼はこれをみんなに言われていますし反省しています。「そうか、ここはマズい」と思っているから、2戦目3戦目で喰らっているから、反省して次から色んなことができるはず。

 

アナ 反省を生かしていけるわけですね。

 

古田 楽しみですね。

 

 

以上です。

藤浪の復活は阪神優勝の絶対条件ですね。そして、梅野の配球は今日の新聞でも書かれていましたし下柳剛もラジオで批判していました。梅野よ成長しろ!

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