2021年4月18日にフジテレビで放送された『S-PARK』で藤川球児が考える最強の侍ジャパンオーダーについてフジテレビアナウンサーと共に語っています。

 

国際大会に必要なこと

アナ ここからは藤川さんが選ぶ最強の『侍ジャパン』オーダーです。オリンピックは7月28日に開幕しますが、藤川さん、国際大会で大事になってくることは何でしょうか?

 

藤川 もう団結力ですね。

 

アナ ほぉー。その一言。

 

藤川 はい。ワンチームにどれだけなれるか。だからいい選手だけを当て込めばいいっていう戦いではないですね。

 

アナ 個の力だけではないと。

 

藤川 はい。

 

 

藤川球児が考える最強オーダー

アナ では、それを踏まえて藤川さんの最強オーダーを見ていきましょう。こちらです。

 

写真

 

アナ 上の列がスタメンですね。

 

藤川 はい。

 

アナ まず打線から見ていきたいんですけど、テーマが『人間性の連動』。

 

藤川 はい。

 

アナ 『人間性』とはどういうことでしょうか?

 

藤川 やっぱりプレミアジャパンから稲葉ジャパンとして、ずっと同じチームでやって来ているところもあるのと、そして今を融合させたというところでオーダーを組んでみました。

 

アナ なるほど。

 

藤川 まず上位打線では、先頭の山田選手が出塁したら2番に坂本選手がいると盗塁を待つ事が出来る。もちろんセ・リーグで同じところでやってますから特徴も理解していますし。それで山田選手が出塁できなくても坂本選手なら3番の柳田選手に繋ぐこともできると。そして柳田選手なら1人でも十分に役割を果たせますし。

 

アナ はい。

 

藤川 まあ、一番プレッシャーが掛かるのは4番の鈴木誠也選手ですよ。

 

アナ 4番です。

 

藤川 はい。後ろに村上選手を入れてますけど、この2人は若いんですけど、この2人には重圧を感じずにやってもらいたい。

 

アナ 4番の鈴木選手にはどんな言葉を掛けたいですか?

 

藤川 繋ぎの4番でいいから、自分の今後に繋がるようなプレーをしてほしいなと思いますね。

 

アナ ほぉー。

 

藤川 その分、後ろに浅村選手と吉田選手を入れました。

 

アナ 頼もしい先輩を。

 

藤川 はい。この2人に任せると。

 

アナ うんうん。

 

藤川 そして大抜擢で8番キャッチャーに梅野選手。ここは次が菊池選手なんですけど、浅村選手と吉田選手の後ろという事で相手が落ち着くであろうところですが、現在の梅野選手は非常に得点圏打率が高いです。なので彼で返すチャンスがあると。そこでダメだったら次の回から菊池選手が1番の役割を果たして、また1番に繋がっていくと。

 

アナ なるほど。こう見ると打線になってますね。

 

藤川 まあ、連動性ですね。

 

 

投手陣

アナ そして投手陣を見ますと、抑え投手は誰がやるんですか?

 

藤川 抑えの投手は基本的に入れてません。

 

アナ 藤川さんが抑え投手を入れていない!

(笑)

 

藤川 はい(笑) 自分自身は国際大会の経験が豊富なんですけど、各チームの抑え投手は、松井裕樹投手や増田投手や森投手は現状のチームで物凄いプレッシャーを背負ってやってるんですよ。

 

アナ うんうん。

 

藤川 なので、そこから更に重いプレッシャーの掛かる国際大会に行くと、今までは思った通りの力を発揮できてない。

 

アナ ほぉー。

 

藤川 皆さんもご記憶にあると思いますけど、2013年の日本シリーズがありましたよね。

 

アナ 伝説の日本シリーズです。

 

藤川 あの時と同じように、もし田中将大投手を抑えに使える事ができれば、今度は山本由伸投手をセットアッパーとして使えることができると。

 

アナ 贅沢な配置。

 

藤川 臨機応変さも兼ね備えた投手陣にしてみました。

 

アナ 気になったのは若い2人、宮城大弥投手と平良海馬投手が入っています。

 

藤川 宮城投手は左バッターを全く苦にしない。平良投手は低めに強い球を投げ込めることができる。あと田中将大投手は北京オリンピックの時に19歳で代表入りしてました。

 

アナ そうでした。

 

藤川 それでその経験が生かされてドンドン成長して、ヤンキースのエースまでなりました。なので、若い選手を入れる事によって時代を次に繋ぐというのはやっぱり野球界として大事かなと。

 

アナ そこまで考えていると。

 

 

控え野手

アナ あと気になるところは控え野手にホークスの選手が並んでますね。

 

藤川 はい。24人枠なのでキャッチャーがどうしても2人しか入れられないと。だからユーティリティが必要になるという事で栗原選手がいると。

 

アナ はい。

 

藤川 サードとファーストができる選手ですけど、彼は稲葉監督にとって心臓です。松田選手というのは僕が言っている『連動性』の大きな根元、根本です。

 

アナ なるほど。ムードメーカー、経験、それでまとめていくと。

 

藤川 はい。甲斐選手もそういう役割ですね。

 

アナ やっぱり強いですね。しっかり理由がある。

 

 

以上です。

ひたすら理想論を聞かされてるような気分になってしまった。
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