2021年4月29日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.北海道日本ハムファイターズ戦で2週間ぶりの先発マウンドで7回無失点の好投を見せた福岡ソフトバンクホークスの武田翔太について、そして不安定な先発陣について元横浜の高木豊、元日ハムの岩本勉、横浜で監督をしていた大矢明彦がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。

 

この日の武田の投球内容
7回 89球 被安打4 奪三振7 四球0 失点0
今季2勝1敗 防御率2.28(4/29の試合終了時点)
2週間ぶりの先発マウンドで好投!

 

アナ ソフトバンクが日本ハムに勝利。

 

高木 武田が7回無失点という事で、今日は先発ピッチャーが頑張りました。

 

岩本 はい。

 

高木 その中でもカーブが良かった。このカーブにコントロールがあるのは有利になりますよね。

 

岩本 そうですね。武田ならではの縦割れのカーブですよね。彼はデビューの頃からあのカーブありきで、僕はカーブピッチャーだと思うんですよ。

 

高木 うんうん。

 

岩本 こうやってアウトを取るんだなっていう、改めての自分に再会できたんじゃないかなと思うんです。

 

高木 良かった頃に戻ってきましたよね。一頃はカーブがキレなくて高めに浮いたりだとか。

 

岩本 そうですね。

 

高木 でも今日は抜群に良かったですね。

 

岩本 ゆったりしたフォームから、下半身から上半身の連動が合わないとあの腕の巻き付きがやって来ないんですね。

 

高木 なるほど。

 

岩本 それがしっかりと腕の巻き付きがいいから、縦のスピンが物凄く掛かっていて、バッターもアゴが浮きますよね。

 

高木 そうなりますね。

 

岩本 アゴが浮くようになると小さい変化球も生きて落差があるように見えるんですよね。

 

高木 なるほど。

 

 

ここから不調のSB先発陣について

 

高木 ただ、今日の先発の武田は良かったんですけど。

 

アナ はい。

 

高木 大矢さん、データを見ると先発陣の防御率か悪いんですよ。

 

パ・リーグ先発防御率(4/29時点)
1位 オリックス  2.42
2位 日本ハム   3.27
3位 楽 天    3.37
4位 ロッテ    3.39
5位 ソフトバンク 4.01
6位 西 武    4.07

 

大矢 そうですね。

 

高木 これが順位には反映されてないんですけど、やっぱりフォアボールが多いんですよね。

 

大矢 うーん。先発がしっかりと揃ってないのは確かなんだけど、でも順位がいい割にはピッチャーは良くないね。

 

高木 そうですね。だから今は先発ピッチャーで2勝が最高なんですよね。和田と今日の武田で。

 

大矢 うんうん。

 

高木 この辺を立て直してこないと、今日は勝ったとはいえ、ソフトバンクは苦しくなってきますよね。

 

大矢 でも、今日は武田投手が「中継ぎを休ませたい」って言ってましたよね。

 

高木 はい。

 

大矢 ああいう気持ちを先発が持ってくれるのはありがたいよね。

 

高木 監督からしてもありがたい言葉ですよね。

 

大矢 そうだね。でも、ソフトバンクはその割に何とかやりくりしてるよな。

 

高木 そうですね。その辺が強さなんでしょうね。

 

 

以上です。

武田が復活しそうな感じ。
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