2021年8月13日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2021』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で7回表に逆転した中日ドラゴンズ。その後のチャンスで木下拓に代走を送ってしまった事について元横浜の野村弘樹と中日で監督をしていた谷繁元信が語っています。
その後に木下が2塁まで行くと追加点を狙い代走を送るも無得点
8回裏に中日の又吉が捕まり一挙3点取られ逆転される(2対4)
谷繁は勝ち越した後に木下拓に代走を送った事を疑問視
野村 ジャイアンツは見事な攻撃で逆転して勝ちましたね。
谷繁 そうですね。なんか本当の流れはドラゴンズだったのに、という感じでしたよね。
野村 うーん。
谷繁 ここで流れがジャイアンツに行くか・・・という感じだったんですよね。
野村 今日の試合で気になったところがあったんですよね。もちろんジャイアンツの攻撃は見事だったんですけど、ドラゴンズ目線で見ると7回表に2点取って逃げ切らないといけない展開だったんですよね。
谷繁 そうですね。
野村 7回表にビシエドの2ランで勝ち越して、その後に同じ回に木下が1アウトからヒットで出塁して、その後に加藤もヒットで繋いで木下が2塁に行ったところで木下に代走が送られると。
谷繁 はい。
野村 恐らくドラゴンズベンチは更に1点を取りにいったんだろうなという。
谷繁 そうですね。
野村 そこで扇の要の木下に代走を送ったというのは、谷繁さんはどう見ますか?
谷繁 これはキャッチャーの立場から言うと、途中からこういう接戦の勝ちゲームで出ていくというのはスゴく大変なんですよね。それはグラウンドで感じている事と、ベンチで感じている事は絶対に違うんでね。
野村 はい。
谷繁 それで今日の試合で考えると、木下は1回からゲームを支配していましたから流れというのは大体分かっている。そこに木下の代走の後に7回裏から桂が出てきたんですけど、なかなか・・・。たとえ勝ちゲームのピッチャーと一緒に出てきても、ちょっと攻めづらいんですよ。
野村 うんうん。
谷繁 だから今日の試合では、ドラゴンズは2対1で勝ちにいくべき試合だったと思うんですよね。後ろにはピッチャーがいますから。
野村 うーん。だから勝ってる場面で後から出てくるキャッチャーの大変さがあるんですよね。
谷繁 そうですね。あとはキャッチャーを変える事によって試合の流れが変わる可能性があるという事ですよね。
以上です。