2022年9月26日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2022』でこの日のvs.福岡ソフトバンクホークス戦で今季10勝目とはならなかった千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希と、その佐々木とバッテリーを組む松川虎生について元横浜の野村弘樹と広島で監督をしていた達川光男がフジテレビアナウンサーの大川立樹と共に語っています。
今季9勝4敗 防御率2.02(9/27の試合終了時点)
今季10勝目ならず・・・
アナ ソフトバンクがロッテとの接戦をものにしました。達川さん、敗れたロッテで気になったところをお願いします。
達川 まずソフトバンクの勝利投手の中継ぎの藤井皓哉というピッチャーはストライクゾーンでどんどん攻めれるようになって、ここまで投げられるようになったんですよね。
アナ はい。
達川 それまではいいコースに投げないといけないというところから、ストライクゾーンにどんどん投げていこうというところで、現在の地位を築いたシーズンでしたよね。
アナ えぇ。
達川 今日投げたロッテの佐々木朗希も相当期待されてドラフト1位で入りましたよね。そして春先にはパーフェクトもしたり、色々したり、受けるキャッチャーの松川もドラフト1位で入って。この若きバッテリーは飛ぶ鳥を落とす勢いで春先を頑張ったんですが。1回裏にあったこういうピッチャーゴロですよね。
達川 確かにバランスを崩して上手く投げれなかったかもしれませんが、まずは守備をしっかりと鍛える。そして今日はランナーを出しても、プレートを外すだけでけん制球を1球も投げれなかった。
アナ えぇ。
達川 そしてクイックのタイムもちょっと普通の選手よりも遅いから盗塁を決められると。二盗も三盗決められるんです。そして松川も送球でいいボールを投げるんですが、これだけ盗まれたら、どんなにいい肩のキャッチャーでもアウトにならないですよ。
アナ はい。
達川 他には松川の守備のミスもありましたよね。
達川 このワンバウンドのブロッキングもキッチリと前に止めておけばね、3塁ランナーの三森もかなり飛び出してましたからダブルプレーもできましたよ。
アナ そうですね。
達川 こういうので敢えて叱咤激励させてもらったのは、この佐々木と松川は必ず侍ジャパンというか、日本を代表するバッテリーになると思うんですよ。今年はオリックスの山本由伸と若月が最優秀バッテリー賞を獲ると思いますが、これからは佐々木と松川ですよ。
アナ 次世代が来るということですね。
達川 えぇ。来ると思います。野村さん、ピッチャーは投げる以外にもやらないといけない事がありますよね。
野村 そうですね。今日は6回1失点で結果だけ見れば文句なしですよ。やっぱりピッチャーとして投げる事に関しては一級品なんですよ。達川さんが言われたように投手の総合力として考えると、『フィールディング』・『クイック』・『けん制』・『カバーリング』・『バックアップ』と色んな要素があるじゃないですか。
アナ うんうん。
野村 そういうところも大事にしていかないと、「このフィールディングが・・・」「このクイックが・・・」「このけん制が・・・」となって自分の首を絞めていく。
アナ はい。
野村 投げること以外もしっかりやっていかないと。日本を代表するピッチャーになれる要素を持ってるだけにね。これからその辺を見つめていってもらいたいと思いますね。
アナ なるほど。それもまた自分を助けるということですね。
野村 そういうことです。
以上です。