2018年5月9日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs横浜DeNA戦で9回裏2アウトまでいって完封勝利とチームの勝利を消してしまった広島カープの岡田明丈について元阪神南海の江本孟紀、元ヤクルト広島の笘篠賢治、元横浜の野村弘樹がタレントの稲村亜美と共に語っています。

 

【この日の岡田の投球内容】
8回2/3、136球、被安打9、奪三振10、四死球3、失点1
今季通算4勝0敗 防御率3.40 (5/9の試合終了時点)

 

稲村 広島の岡田投手はプロ初完封を目前にして同点に追い付かれて勝ち星つかずでした。

 

野村 そうですね。9回ツーアウトから3連打で1点を取られるんですけど、当然ヒットが出て同点になる前に交代も考えられた。だけど、カープのベンチは動かなかった。ここまで0点に抑えていて、今日はお前に任せたという意味では岡田は非常に良い経験をさせてもらったと思うんですね。

 

稲村 はい。

 

野村 それで、ここで投げさせてもらった以上は0点に抑えなきゃいけないんですけど、勝負なんで当然打たれることもある。結局、チームの勝ちと自分の勝ちを消したというのは悔しいと思いますけど、こんな良い経験はないと思うんですよ。

 

稲村 はい。

 

野村 僕がピッチャーだったら投げさせてもらったら嬉しいんですよ。采配は抜きにして。だから、岡田がここで打たれるか抑えるかを見れたのは非常に見応えのあった岡田だったなと思うんですけど、江本さんはいかがですかね?

 

江本 もったいないよね。1-0で完封ってなかなか出来るもんじゃないからね。

 

野村 出来ないです。

 

江本 まあ、よく考えたら1点差でツーアウトまでいって勝ち星をなくなったことなんて俺は何回もあるもんね。よく考えたら。

 

野村 そうですよね。

 

江本 昔は9回を普通に投げていましたからね。

 

野村 今の時代、5回6回100球で変わる時代の中で130球なってもマウンドで投げさせてもらえるのは、これは僕は粋に感じれると思うんですよね。

 

江本 本当なら完封をしてほしかったけどね。

 

野村 ここまでいったらしてほしかったですよね。

 

江本 なかなかないからね。

 

野村 苫篠さん、こういうときに後ろで守っていて、彼に勝たせてあげたいと同時にそろそろボールが甘くなってきてる、浮いてきてるというのを感じると思うんですけど、実際に野手はどういう目で見守っているのかお聞きしたいんですけど。

 

 

苫篠 やっぱり、初完封をすれば彼はもっと自信になってくるし、普段から緒方監督が岡田に関しては非常に辛口なんですよね。それは期待の表れというのは全選手が分かっていますから、そういう意味では神宮で大瀬良が完投勝利したのに続いて岡田が完封完投をしてくれると、カープのリリーフ陣が不安定なだけに、岡田に1人で投げきってほしかったのは後ろで守っていても監督と同じ気持ちだったかと思いますね。

 

野村 なるほど。江本さん、今日は実際にへばったのか精神的なものなのか、どう見ましたか?

 

江本 やっぱり、完投癖がないからでしょ。

 

野村 経験がないからという。

 

江本 うん。(現代野球は)完投していくらっていうゲームの流れになってないから。

 

野村 はい。

江本 だから、ピッチャーもどこかで代わるんじゃないかなという気持ちがあったりしてね。今の時代はイケイケドンドンじゃないからね。昔は何でもかんでもリリーフが来たらお前は帰れと言ってね。

 

野村 そうですよね。

 

江本 冗談じゃないよと言ってたんだけど、リリーフピッチャーに金なんか稼がせるかとね。

 

一同 (笑)

 

江本 今はそんな時代じゃないからね。

 

野村 はい。

 

江本 だから、選手は迷うと思うんですよ。

 

野村 なるほど。その経験不足も出たというのもあるんですかね。

 

江本 まあ、運、不運やろな。今日はしょうがないわ。

 

野村 この経験を岡田は次に生かしてほしいですね。

 

以上です。
岡田は悔しいでしょうね。エモやんはたまに老害発言をキャラとしてないのか入れてきますね。あの時代とは全く違いますよね。

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