2018年5月17日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs広島戦で8回2失点で好投したものの6回表に打たれてしまって勝ちを逃した中日ドラゴンズの吉見一起について元中日の谷沢健一、元横浜の高木豊、元近鉄西武の金村義明がフジテレビアナウンサーの内田嶺衣奈と共に語っています。
【この日の吉見の投球内容】
8回112球、被安打5、奪三振7、四死球1、失点2
谷沢 今日の吉見は8回2失点ですから、良いピッチングはしていたんですけど、2点取った後の6回表のピッチング。
アナ はい。
谷沢 ノーアウト1-3塁ですよね。そこで松山を迎えた初球は外のボールでファウル。そして2球目のシュートがボールでカウント1-1となった。
アナ はい。
谷沢 それでここからですよ。ここに(真ん中の)シュートを投げるんだけども甘くなるんだよね。(左中間2塁打の2点タイムリー)
アナ はい。
谷沢 過去2年の吉見と松山の対戦を見ると、松山は吉見に対して8打数4安打なんですね。
アナ うーん。
谷沢 だから、もっと警戒すべきだなという印象を抱きましたよね、豊さん。
高木 そうですね。だから、キャッチャーの松井は引っ張らせたくなかったんだと思うんですよ。
谷沢 うん。
高木 外の沈むボールでゲッツーを取りたかったと思うんですけども、今日の吉見は外のツーシームに限ってはコントロールがあんまり良くなかったんですよ。
谷沢 はいはい。
高木 だから、松井は外のシュート系の球で理想的に打ち取ろうとして打たれた。キャリアの浅さがリードに出たと思いましたね。
谷沢 うん。金村さん、吉見は中7日で先発しましたけど112球を投げて少し堪えきれなかったかな。
金村 でも、良かったですけどね。僕もこの試合をチラチラ見ていましたけど、今日の前半のコントロールは良かったし。1球に泣くという、シュートが高めに浮きましたね。
谷沢 うん。
金村 まあ、吉見本来のピッチングが強打の広島相手に出来たんじゃないですか。
谷沢 まあ、次に繋がるような。
金村 はい。そんな気がしますね。
谷沢 右打者にも左打者にも1塁側のコースを非常に甘く取っていたんで、あの辺を上手く使ってほしかったですね。
アナ 次の試合にどう繋げていくかですね。
以上です。
吉見が上向いてきましたかね。暖かくなるとコンディションも上がりそうですね。松山への配球、1球が悔やまれますね。