2018年6月5日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.巨人戦でプロ初勝利をあげた東北楽天ゴールデンイーグルスの古川侑利ついて元中日の谷沢健一、元横浜の高木豊、元日ハムの岩本勉がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
【この日の古川の投球内容】
5回98球、被安打6、奪三振8、四死球3、失点1
【この日の古川のヒーローインタビューの一部】
古川 (5年目で初勝利)本当に長かったですね。やっと勝ててプロ野球選手になったなという気持ちです。(ウイニングボールは)奥さんに見せて、その後は実家に送りたいと思います。
アナ 古川選手良かったですよね。去年は先発で5試合投げたんですけど、勝ち星に恵まれず。今年2試合目の先発で嬉しい初勝利となりました。
高木 うん。ガンちゃん、チームが勝つまでベンチで大きく息を吐いたりしていたけど、そういう思い出みたいなのはある?
岩本 僕の初勝利は偶然にも完投勝利だったんですけど、僕は6年目だったんですよ。
高木 おっ、自慢か?
岩本 いやいや(笑) 6年目だったんですよ。
高木 うんうん。
岩本 彼は5年目ですよね。その気持ちはスゴい分かります。でも、彼に言いたいのは4年間、そして今年5年目ですけど、決して遠回りではなく必要とする期間が4年間あり、彼の財産となって今日の勝ち星に繋がったと。
高木 うん。それで、工夫しているんですよ。
岩本 はい。
高木 プレートを1塁側踏んでいたのが今年から3塁側を踏むようになって、右打者に対して角度を付けて外角を投げるようにして良くなったみたいなんですよ。
岩本 はい。スゴく大きなチャンレンジですね。
高木 やっぱり大きなチャレンジになるの?
岩本 はい。スゴいチャレンジです。
高木 ほー。
岩本 今はピッチャーズプレートから足の先や踵が出てもいいんですね。足のどこかがプレートに触っていればいいんですけど、あの60センチ以上のアングルを変えるとなった時に全然違う視野になるんですね。
高木 コントロールも付けにくいということ?
岩本 そうですね。違った感触がそこにありますので。
高木 うん。
岩本 でも、彼は思い切ってそれをした事によって新しい自分に出会えたはずなんですよ。
高木 なるほどね。
岩本 そこでナイストゥーミーチューから始まり、手応えを感じ。
高木 フフフ(笑)
岩本 いや、新しい自分に出会ったということはそういう事だと思うんですよ。
高木 えっ、もう1回言って(笑)
岩本 Nice to meet you.
高木 うんうん(笑)
岩本 そこから彼の新しいドラマが始まっているんじゃないかと思います。
アナ なるほど。そして、古川投手なんですが好調の要因についてこうコメントしています。「ボールを離す時に、箱や筒の中に投げるようにして、手首を切るようにしてから、真っ直ぐとチェンジアップが良くなった」と。
高木 谷沢さん、これ分かります?
谷沢 んー(笑) 狭い・・・。
高木 いやいや、無理矢理答えなくていいよ(笑)
谷沢 いや、これは横浜高校の教え方によく似ている。
高木 あっ、そうなんですか。
岩本 へぇ~。
谷沢 横浜高校は『電話ボックスの中で投げろ』って教えるのよ。
岩本 えぇぇ!?
高木 それ腕が振れないでしょ。
谷沢 だから、電話ボックスで投げるように小さくしろと。
岩本 あー今で言うところのテイクバックの動作ですよね。そうですよね。
谷沢 そうそう、テイクバック。そういう教えが渡辺監督、それからもう1人コーチがいたでしょ。(※おそらく、小倉コーチのことだと思います)
高木 うん。ガンちゃんはこのコメントを聞いて、どう思った?
岩本 僕は一瞬、何のこっちゃと分からなかったんですけど。
高木 ピッチャーでも?
岩本 はい。その個に人しか分からない比喩がありまして、僕は感触を掴んだときは、あるピッチングコーチに「ハエ叩きでハエをやっつける そのタイミングがリリースだ」と教わったんですよ。これまた何のこっちゃ分からないですよね。
高木 それは・・・狙った瞬間にパチっと叩く感じでしょ。
岩本 あっ、その理解があって嬉しかったです。
高木 それは分かる。でも、古川の『箱や筒』は分かんない。ちょっと理解に苦しむ。ちょっと会ったら聞いてみたいですけどね。
谷沢 こないだ筑波大学の監督と食事をしたんだけど、リリースポイントは一定じゃないんだって。1つじゃないんだって。だから、2つも3つもあるらしいですよ。それでいかにリリースでボールを切るか。
高木 なるほどねぇ。
以上です。
本人の感覚の部分を掘り下げすぎな感じですけど、こういう人それぞれの感覚を聞くのは面白いですね。