2018年9月28日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvs.阪神タイガース戦で1点リードの9回表に登板し、通算最多の407セーブをあげて前人未到の1000試合登板を達成した中日ドラゴンズの岩瀬仁紀について元中日の谷沢健一、横浜で監督をしていた大矢明彦、楽天で監督をしていたデーブ大久保がフリーアナウンサーの山田幸美と共に語っています。

岩瀬 まさかここまで来るとは思わなかったんですけど、長い道のりでした。荒木がああやって打ってくれて、頑張っている姿を見てね、もう一度自分も頑張ろうと思いました。1点差で僕を出してくれるというのは今年初めてだったので、最後はしっかり頑張りたいと思いました。(ファンの声援については)やっぱりこのマウンドというのは、今日のこの歓声というのは自分の中でスゴく響きました。ありがとうございます。

 

 

アナ スゴくグッとくるヒーローインタビューでしたけども、なんと言っても1000登板です。

 

大久保 うん。

 

アナ 本当に素晴らしいですね。

 

大久保 まあ、今季限りで引退と報道されているんですけどね。

 

アナ はい。

 

大久保 谷沢さん、ドラゴンズOBとして1000試合登板はスゴくないですか。

 

谷沢 そうですね。愛知大学からNTT東海に進んでね。福留がドラフト1位で、そして2位がこの岩瀬ですよ。

 

大久保 はい。

 

谷沢 アマチュア時代はあんまりピッチャーとして酷使していなかった。そういうものがプロに入ってね。もうスライダーならば岩瀬というね。最後まで打ち取るのがスライダーでしたね。

 

大久保 そうですねぇ。

 

谷沢 44歳まで本当に研究熱心で、時にはシュートを覚えてね。

 

大久保 なるほど。

 

谷沢 非常によくやっていましたよ。

 

大久保 そうですよね。大矢さんは監督として対戦して岩瀬が出て来たじゃないですか。

 

大矢 そうですね。

 

大久保 もうその頃は全盛期でしたよね。

 

大矢 もうとにかくバッターが芯に当てさせてもらえなくてね。まあ、岩瀬が出てきたら抑えられるだろうなっていう、もう諦めさせられるピッチャーでしたね。

 

大久保 じゃあ、当時の中日戦は8回までに試合を決めなきゃいけなかったんですね。

 

大矢 もう本当にそういうことですね。右バッターでもやっぱり手が出ないピッチャーだったんでね。

 

大久保 はい。

 

大矢 僕の印象だとアウトコースのコントロールが抜群にいいピッチャーでしたね。

 

大久保 はい。

 

アナ まさにベテランが金字塔を打ち立てました。

 

【セーブ通算記録】

1位岩瀬仁紀中日407
2位高津臣吾ヤクルト286
3位佐々木主浩横浜252
4位サファテ広島・西武・SB234

【登板通算記録】

1位岩瀬仁紀中日1000
2位米田哲也阪急・阪神・近鉄949
3位金田正一国鉄・巨人944
4位梶本陸男阪急867

 

以上です。

1000試合登板は尋常じゃない記録です。

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