2018年10月30日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」で日本シリーズ2018、広島カープvs.福岡ソフトバンクホークスで3戦、8回表の広島の怒涛の攻撃、そして守り入ったソフトバンクについてヤクルトで監督をしていた真中満、元横浜の高木豊と斎藤明雄がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
アナ 8回表に試合が動きます。広島が鈴木選手の2打席連続ホームラン、そして安部選手の満塁ホームランが飛び出し、また1点差に迫るという展開です。
高木 その前の7回の高谷のホームランで試合が完全に決まったと思ったんですけどね。
アナ そうですね。
高木 明雄さん、広島は諦めないですねぇ。まあ、日本シリーズですから諦める試合ではないですけど(笑)
斎藤 高谷のホームランの時点で今日はやられたかなという気持ちになりそうだし、勝っているチームはこれで安心という気持ちなりそうですけどね。
高木 はい。
斎藤 これが昔からの広島の野球で何点差ビハインドでも諦めないですよね。
高木 そうですね。
斎藤 勝っていたら何点でも取って相手を痛め付けるという野球をしますからね。それが伝統になっているのが今日出ましたよね。
高木 そうですね。真中さん、やっぱり6回裏にソフトバンクがキャッチャー甲斐を代えたという話があったじゃないですか。
真中 はい。
高木 8回表にソフトバンクは一挙5点を失う。これはどう考えます?
真中 うーん。まあ、キャッチャーが原因かは分からないですけど、この辺は結果論でそのまま甲斐を引っ張ったらということにもなりかねないですよね。
高木 でも、ここでソフトバンクはピッチャーを代えられなかったですかね?
真中 ここは今までのシーズン中に加治屋に任せていて、それで今日は石川柊太が故障でブルペンに入っていないですから、8回を加治屋1人で任せたかったですね。
高木 うん。
真中 ただ、広島に4点追加されて1点差になった時点でそこはもう代えるしかなかったんで、スパッと代えましたけどね。まあ、8回は加治屋に任せましたからね。
高木 これシーズン通りにやるのは分かるんですよ。
真中 はい。
高木 ただ、変化をさせないとこうやって一挙に5点取られて1点差まで詰め寄ってくるわけじゃないですか。
真中 そうですね。ただ、序盤に高橋礼とモイネロを使ってしまったので、あそこで早めに代えると、もし抑えの森唯斗の前に追い付かれた時にはピッチャーがいなくなるかもしれないという考えが頭にあると代えづらいでしょうねぇ。
高木 でも我々が見ていて、これホームランのワンチャンあるんじゃないの?って感じたでしょ。
真中 そう思いましたね。
高木 もう3人共言ってましたよね。
斎藤 それが出ちゃったというのがあるんですよね。
高木 だから、信頼しているということですかねぇ。
真中 そうですよね。
斎藤 工藤監督はもう8回は加治屋でいくと、ペナントレースと同じようにいくと、そういう形なんだと思いますよ。
真中 そうですね。
斎藤 鈴木誠也にホームランを打たれて松山にはいい当たりを打たれている。続くバティスタにもヒットを打たれた時点で本来なら交代ですね。
高木 うん。もうブルペンにいる抑えの森は本当にイヤだったと思うよ。
アナ そうですよね(笑)
高木 『えぇぇぇ!?』みたいな。
真中 もう流れが広島に行ってましたからね。
高木 一気に行きましたからね。
最後の森の投球についてこちら
以上です。
怒濤の攻撃でした。