2018年11月5日に関西テレビで放送された「報道ランナー」で2018年のシーズンをもって阪神タイガースのヘッドコーチを辞任した片岡篤史が2019年の期待の若トラについて関西テレビのアナウンサーの新実彰平と共に語っています。

 

アナ ということでこのあたりの面々をモニターに出させて頂いたんですが。

 

主な選手打率
梅野隆太郎.259 (規定打席)
糸原健斗.286 (規定打席)
北條史也.322
大山悠輔.274
陽川尚将.252
中谷将大.230
高山俊.172

 

アナ 苦しんだ方もいるわけですが、片岡さんは我々の勝手な印象では大変厳しい方と思っているんですけど、一番厳しく当たったのは誰ですか?

 

片岡 万遍なく厳しくしました。

 

アナ ハハハ(笑)

 

片岡 とにかく成長してほしいという気持ちで厳しく接した選手は多かったです。

 

アナ 厳しくというのは姿勢の部分なのか、技術的な部分なのか、どの辺で厳しくしたんでしょうか?

 

片岡 まあ、金本監督になって取り組む姿勢ですよね。タイガースを大きく変えるという意味で取り組む姿勢から始めましたけどね。

 

アナ 下を向くんじゃないと。胸を張っていけと。

 

片岡 まあ、そういうのもありましたけどね(笑)

 

アナ それで今季、規定打席に到達したのがベテランを除いて、梅野選手と糸原さんということになるんですけど、成長したなあという選手は片岡さんから見て、どの選手になりますか?

 

片岡 打撃に関して成長したのは梅野と北條ですね。

 

アナ あー。梅野選手は今季2割5分9厘ですね。

 

【梅野の今季の成績】

打率.259 本塁打8 打点47

生え抜き捕手としては30年ぶりに規定打席到達

 

 

片岡 キャッチャーで中盤以降に勝負強さを見せてくれましたし、大学時代に全日本の4番という打撃を徐々に取り戻してくれたと思いますね。

 

アナ もともとパンチ力が大変あるという中でホームランも8本打ちました。

 

片岡 打てるキャッチャーとして来シーズン以降に期待したいですね。

 

アナ あとは盗塁阻止率も大変高いですよね。

 

片岡 あと体が丈夫というのが彼の一番の強みですね。

 

アナ そして名前が出た北條選手は中盤ぐらいに2軍から上がってきて調子が良かったですけど怪我が残念でしたね。

 

【北條の今季の成績】

打率.322 本塁打1 打点20

 

 

片岡 北條という選手は2017年に左ピッチャーに苦しんだんですけど、北條の一番のストロングポイントはインコースの速いボールを捌けるところにあると思うんですね。

 

アナ はい。

 

片岡 ですから、今シーズン活躍できたと思いますし、非常に取り組む姿勢であったり、また裏方のチームスタッフにも彼を応援している方が多いので。

 

アナ 裏方さんに応援されるというのはどういう姿勢が繋がるんですか?

 

片岡 もちろん気遣いもそうですし、もちろん裏方さんはティーとかを上げてくれますから、そういう打つ姿勢であったり、1球目から全力で振る姿というのが応援されていると思いますね。

 

アナ なるほど。

 

片岡 あと今シーズンは守備面でも捕れそうにない打球でも飛び込むという姿ですね。もともと守備範囲が広かったわけではないですが、今シーズンは最終的にダイビングをして怪我をしたんですが、その捕れない打球も飛び込むという姿勢を見せてくれたんで、やはりこちら側も使いたくなる選手ではありましたよね。

 

アナ 金本阪神の考え方に見事にフィットしている選手で結果も出ていたんですけど、怪我が本当に残念でがそういう態度や姿勢は大事ですよね。

 

片岡 はい。

 

アナ そして大山選手についてはいかがですか?

 

【大山の今季の成績】

打率.274 本塁打11 打点48

 

 

片岡 大山については皆さんも色んな意見があると思うんですけど、今季の打率の2割7分4厘というのは順調に来ていると思うんですよね。

 

アナ はい。

 

片岡 2017年の2割3分7厘から順調に一段一段ステップアップしていと思うんですけど、皆さんはやっぱり期待が大きいんでね。

 

アナ うーん。

 

片岡 いきなり3割30本100打点というような期待をされている方が多いと思うんですけど、1年目から一歩一歩階段を上がってきていると。ただ、課題もありますんで、その課題を克服していけばレギュラーだけじゃなくて、タイガースの中心として5年10年引っ張っていける、特に内野手ですから、やってもらわないといけない選手。

 

【今季の大山の打撃成績の変遷】

開幕~7月 打率.200 本塁打2 打点16

8月~10月 打率.349 本塁打9 打点32

 

 

アナ 前半戦の打率が2割、本塁打2、打点16。後半戦が3割4分9厘で本塁打9ですが、これはもうブレイクしたと見てもいいんですか?

 

片岡 いや、ブレイクしたというよりも、もともと力があるんですけど、9月にああいう爆発をする力を見せてくれましたんでね。来季以降も長打力を期待したいですし、大山は守備力も非常に高いからね。

 

アナ そうですね。

 

片岡 大山の守備で助けられたゲームも多いですからね。そういう面でも中心選手として期待していますけどね。

 

アナ タイガースの中心というお話がありましたけど、将来的にはどれぐらいの選手になると片岡さんは見込んでらっしゃるんですか?

 

片岡 期待するのは3割30本100打点。

 

アナ あっ、そうですか。

 

片岡 ジャイアンツの岡本選手のような、内野手でそういう選手が出てくるような期待を持っていますけどね。

 

 

以上です。

梅野と北條と大山が中心になってやらないと阪神の未来は暗い。

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