2018年4月30日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でこの日のvsソフトバンクホークス戦で3勝目をあげたものの3被弾を浴びたオリックスの田嶋大樹の5月からの課題を元横浜の野村弘樹がフリーアナウンサーの松岡俊道と共に語っています。
【田嶋のヒーローインタビューの一部】
田嶋 (5回表のピンチで柳田に対して三振を取った場面は)少し緊張する場面ではあったんですけど、しっかり自分のボールを信じて思い切りインコースに投げ込めたので良かったと思います。大勢のオリックスファンの皆さんの前でしっかり勝つことができて本当にホッとしています。ありがとうございます。
【この日の田嶋の投球内容】
7回1/3、115球、被安打7、奪三振5、四死球1、失点4
シーズン防御率 4.37 (4/30の試合終了時点)
【ここから野村が解説】
アナ 野村さん、田嶋投手は開幕から1ヵ月で期待の社会人ルーキーとして3勝1敗なんですが、5月以降にテーマがあるとしたらどのへんになりますか?
野村 そうですね。彼の良さというのはストレートだと思いますね。
アナ はい。
野村 クロスファイアのストレート、そしてスピードもある。これ非常に良いんですけど、今日はホームラン3本打たれていて、その全てがストレートなんですね。
アナ はい。
野村 これは配球にも問題があると思うんですけど、今日見ていたらスライダー、カーブ、カット、そしてチェンジアップも含めてやはり変化球のコントロールというのが、まだキャッチャーから信用がないのかもしれないですね。
アナ はいはい。
野村 それで、ストレートを選択せざる負えなかったのかもしれないんですけど、やはり2回り目、3回り目になってくると、このストレートだけではプロは早々抑えられませんから。
アナ なるほど。
野村 田嶋の良さであるストレート、クロスファイアが通用するのは分かりました。だけども、これからドンドン勝ち星を積み重ねていくにはスライダーであったり変化球の精度ですよね。ここを上げていかないと苦しい時が出てくるでしょうし、更に良いピッチャーになるためにはその精度を上げてほしいなと。
アナ はい。
野村 だから、今日は良い面と悪い面が見えた田嶋でしたね。
以上です。
開幕1ヵ月で3勝ですから社会人ナンバーワン左腕という評判は正しかったですね。あのグニャグニャしている肩甲骨あたりの関節の動きが良い球を生み出しているんでしょうね。課題は変化球です。