2018年5月1日に関西テレビで放送された野球中継でヤクルトで監督をしていた古田敦也が開幕から1ヵ月の阪神タイガースのウィリン・ロサリオについて分析をしています。関西テレビアナウンサーの石田一洋と共に語っています。途中で野茂英雄も少し登場します。
【ロサリオの打席を見ながら分析しています】
アナ 古田さん、4月1日にホームランを打って2本目が4月30日ということで。
古田 そうですね。韓国で2年連続で3割30本と言われているんですけど、そんなに体も大きくないですからね。ホームランをガンガン常に狙って打つというよりはセンター中心に打っていくバットコントロールのいい本来は良いバッターなんですけど。
アナ はい。
古田 今日、ちょっと片岡コーチを話をしたんですけどね。今までのシーズンもほとんど4月には打っていないらしいんですよ。5月ぐらいから暖かくなってきてエンジンがかかってくるんで、「期待はしてます」と言ってましたんで。僕もよく分からないんで期待はしたいですね(笑)
アナ ハハハ(笑)
古田 ただね、ピッチャーのレベルを言ってしまうと、韓国のピッチャーよりも日本のピッチャーの方が相対的に良いです。ハッキリ言って。
アナ はい。
古田 いいピッチャーの数も多いですし、そういう意味ではまだ慣れていないと思いますから、これから慣れるまで少し時間が掛かる。まあ、それがどれぐらいかかるのか。1ヵ月なのか2ヵ月なのか。
【ここでロサリオが2ボール1ストライクで落ちる球を空振り】
古田 まあ、今みたいに打者にとってボールカウントが良くなったからといって、ストレートを簡単に投げてくれないというのに慣れてきてね、ああいうのを見逃して、それでもっとカウントが良くなって、ストライクを取りにきたところを打つということになると打率は上がるんですけどね。
アナ ちなみに野茂さん、メジャー時代のこのロサリオというのは印象とかはあるようなバッターでしたか?
野茂 全然知らないです。
アナ そうですか。
野茂 はい。
アナ やはり、アジアに来てから成長を遂げたバッターなんでしょうね。
【この後、フルカウントになり外の変化球で空振り三振をする】
古田 このリードを言うとアレなんですけど、この1球前のストレートが効いているんですよね。追い込んでからストレートでいってボールになりましたけど、やっぱりバッターの中で『追い込まれてからもストレートがあるな』というのがどうしても残るんで、それで落とされるんでどうしても手が出ますね。
アナ はい。
古田 1球前が落ちる変化球なら多分見逃せているんですけどね。やっぱり、その前の1球が効いているんですよね。ロサリオはこういうのを学んでいけばいいんですけどね。
以上です。
ロサリオは日本のリードに慣れるんでしょうかね。何だか戸惑いまくっているイメージです。学習できるのかどうか。