2020年8月19日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.東京ヤクルトスワローズ戦で大量得点で勝利した中日ドラゴンズの打線について、そして7回2失点で好投した先発の福谷浩司のピッチングについて元日ハム阪神の片岡篤史、元ヤクルト広島の笘篠賢治、ヤクルトで監督をしていた真中満がフリーアナウンサーの黒澤詩音と共に語っています。
アナ 中日が大量得点でヤクルトを圧倒して勝利しました。片岡さん、この試合の熱視線はどこになりますか?
片岡 まず中日打線ですよね。アルモンテが怪我から復帰して、ビシエドと阿部が状態を上げてきましたんで、本来の打線の形が出来つつあると思うんですよね。
真中 はい。
片岡 最近は2番にアルモンテが入ってるんですけど、今日は1打席目に2ランホームランを打って、初回から得点を取っていくと。そしてビシエドはシュート、そして阿部はスライダーという1打席目に打ち取られた球種をホームランにして、そういう面で読みも冴えていますよね。
真中 もともと去年から打線は良かったですからね。打率が良かったですしね。
片岡 あとは平田がいませんけど、その辺のメンバーも揃ってきましたんで、今後の夏場も明るい材料じゃないですかね。
真中 なるほど。その他の気になった点はありますか?
片岡 あとは先発の福谷ですよね。
今季2勝1敗 防御率2.28(8/19の試合終了時点)
今季最多の投球数とイニング
真中 はい。
片岡 もともと球が速くて、クローザーの時はボールボールとなって置きに行った球を打たれるという状況があったんですけど、今日は打者有利のカウントで、変化球で簡単にストライクを取れるというところでバッターが非常に迷ってると思うんですよね。
真中 そうですよね。
片岡 そこでもともとの球速がありますから、真っ直ぐが非常に速く見えるという形になって非常に安定したピッチングだったと思いますね。
真中 なるほど。笘篠さん、福谷は非常にいいピッチングでしたよね。
笘篠 そうですね。やっぱりショートイニングを投げる時と違って、上手く変化球を操りながら、一番の武器である速球がありますからね。
真中 完全に先発の雰囲気になってきましたね。
笘篠 そうですね。
以上です。