2020年10月22日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.横浜DeNAベイスターズ戦で先発し、45イニング連続無失点を継続し、完封勝利を飾った中日ドラゴンズの大野雄大について元中日の立浪和義と元横浜の高木豊がタレントの稲村亜美と共に語っています。
大野のヒーローインタビューの一部
大野 記録はいつ途切れるか分からないですし、もうなんやったら次の登板の初回に点を取られたいぐらいの、いや、それはちょっとおかしいんですけど。それぐらいのプレッシャーの中でやってますし。でも今日は色んな事が詰まった、自分が投げ切ることによって何か生まれる物も、チームにとってプラスの物が生まれると思って投げてましたし、まあ今日だけは褒めてください。
大野を語る
今季10勝5敗 防御率1.79(10/22の試合終了時点)
球団タイ記録の45イニング連続無失点!
稲村 大野投手がまた完封で10勝目。スゴ過ぎますね、立浪さん。
立浪 大野投手は真っ直ぐとツーシームを中心にしての好投でしたね。まずバッターがツーシーム狙いでいったら、スカされるんですよね。
高木 なるほど。
立浪 そのツーシームは少しスピードが落ちて、シュート気味に落ちるんですけど。まあ、真っ直ぐも速いんでバッターはそれを仕留めにかかるんですけど、真っ直ぐを狙って打ちにいくと内野ゴロの凡打に終わると。そういう形が多かったですね。
高木 はい。
立浪 だからツーシームの腕の振りがいいから、バッターからはどうしても真っ直ぐに見えてしまうんでしょうね。
高木 これ大野が大きく変わったところというのはどこに感じますか?
立浪 ここ何年か見てるんですけど、今年は開幕から4試合か5試合ずーっと勝てなかったんですよね。
高木 そうでしたね。
立浪 そこで本人はフォームを変えたかどうかは分からないんですけど、明らかにステップした右足が、前までは突っ張った状態で上半身だけの力で投げていたんですけど、今は体重が前にかかるようになっているんですよね。
高木 なるほど。
立浪 その分、リリースが前になったので、制球力が良くなったのかなと。
高木 やっぱり球持ちも良くなったということでしょうね。
立浪 だからいつも終盤7回辺りの100球前後で少しヘバって、右バッターのインサイドを狙って投げたのが真ん中に入って長打を打たれたり。
高木 シュート回転したりしてね。
立浪 はい。今はもう9回まで力が全く落ちないですもんね。
高木 なるほどねぇ。
以上です。