2018年4月24日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」という番組でこの日のvs日ハム戦でも勝てずに4試合勝ち星なしのオリックス金子千尋について元横浜の高木豊、元近鉄西武の金村義明、元ロッテの里崎智也がフリーアナウンサーの堤友香と共に語っています。
【この日の金子の投球内容】
3回2/3、82球、被安打9、奪三振5、四死球1、失点4
シーズン防御率5.75(4/24日の試合終了時点)
高木 金村さん、金子が勝てませんね。
金村 そうですね。ちょっと深刻ですね。
高木 金村さんは金子の状態をどう見てます?
金村 もう真っ直ぐを簡単にホームランされている。確かに大田が2打席連続で素晴らしいホームランを打ちましたけど。
高木 はい。
金村 真っ直ぐでファールを取れないというかね。甘くなると痛打を喰らうという。
高木 なるほど。
金村 全盛期の真っ直ぐのキレはね。チェンジアップとか変化球は良いんですけど、やっぱり基本は真っ直ぐだと思うんですよね。
高木 なるほどねぇ。
金村 真っ直ぐが本来の調子じゃないんでしょうね。
高木 里崎さんがキャッチャーだったら、今の金子の状態でどうリードします?
里崎 まあ、やっぱり変化球中心でいけるときにストレートですよね。今日はアウトコースがシュート気味になっていましたし、ストレートが全体的に140キロちょいぐらいだったんで全盛期から比べると5キロぐらい遅い印象がありますね。
高木 これ真っ直ぐを修正しようとしてますよね?
里崎 もちろんしてると思いますけど。ストレートがあっての変化球なんで。まあ、僕だったら遠投をオススメしますね。
高木 遠投。
里崎 はい。でも、金子が勝てていないのは金子の問題もありますけど、打線の援護が足りなすぎるとも思っているんですよね。
【金子の先発試合の結果】
4/3 vsロッテ 1-4 黒星
4/10 vs楽天 2-4 黒星
4/17 vsロッテ 3-5 黒星
4/24 vs日ハム 3-5 黒星
里崎 これ金子が投げた試合は1点2点3点3点で4試合で9点ですから、1試合平均で3点取ってくれていないんですよね。まあ、さすがのエース金子も状態が悪いだけに打線の奮起で1勝してやれば、また流れは大きく変わると思いますね。
高木 なるほどね。金村さん、野手から見るとエースに勝たさなきゃいけないと。そういうプレッシャーもあるんですかね?
金村 野手からすると金子が投げるとなると「今日はいただき」という感じで準備に入りますからね。
高木 はい。
金村 ただ、里崎さんが言ったように、やっぱり点を取ってあげないと。取ってあげなきゃというのが逆にやろうとし過ぎているかもしれないですね。
高木 ただ、金子だと良いピッチャー同士の投げ合いになりますよね。
金村 当然、相手もエースですよね。
高木 だから、我慢してくれないと。我慢も利いてないですよね。
里崎 ちょっとローテーション変えますか。
高木 うん。
里崎 1回ズラして勝たせてリズムに乗らせてまた戻すっていう、そういうマネージメントも必要かもしれないですね。
高木 そうですね。
以上です。
金子が勝てません。大型契約の3年目ですから頑張らないといけませんね。