2018年10月17日にフジテレビONEで放送された「プロ野球ニュース」でセ・リーグ、クライマックスシリーズのファイナルステージ、広島カープvs.読売ジャイアンツで完敗した巨人の敗因について元横浜の斎藤明雄、ヤクルトで監督をしていた真中満、元横浜の野村弘樹がタレントの稲村亜美と共に語っています。
野村 ジャイアンツなんですけど初回に1番の坂本勇人がヒットを打って、2番の田中俊太が普通に打っていって、結果ダブルプレーになってしまった。これカープとは対照的な攻撃となりましたよね。
真中 結果的には対照的なんですけど、高橋監督は初回から大量得点を狙ってますからね。
野村 はい。
真中 ただ初回からダブルプレーになったんで何でこれフリーで打たせたんだと思う人もいると思うんですけど、これは攻撃としては結果が最悪になっただけで、強行策ですからね。しっかりと大量得点を狙っていたということですね。
野村 もう少しカウントによってはエンドランの可能性もありましたかね?
真中 そうですね。カウントによっては動いてもいいですよね。ただ、ここは結果的に裏目だっただけですから、僕はしょうがないと思うんですけどね。
野村 そうですね。結果論ですからね。
真中 田中の当たりが抜けていれば1-3塁になっていたかもしれませんからね。そこはちょっとしょうがないかなと思いますね。
野村 斎藤さん、この初回の攻撃はどう思いますか?
斎藤 まあ、これは人それぞれの考えがあると思うんですけど、ピッチャーの立場から言わせてもらうと、こういう大舞台なのでスコアリングポジションに行かれるのがイヤなんですよね。相手に先制点をやりたくないという気持ちがありますから。アウト1つバントであげるのもイヤなのかなというのもあるし、これはもうベンチの作戦ですからね。ただ、相手のピッチャーに与えるプレッシャーというのはスコアリングポジションに行かれるのがイヤだったんじゃないかなと思いますね。
野村 なるほど。これ我々は結果論で喋っちゃうんですけどねぇ(笑)
ここから4番岡本の話題
野村 そして、4番の岡本です。岡本はファーストステージからノーヒットなんですよ。ここまで10打数ノーヒット。
真中 そうなんですよね。やっぱり短期決戦って出足が大事なんですよね。ヒット1本出るとそのまま乗っていけたりするんですけど、今日で3試合ヒットが出てないんですよね。それで段々、内容的にも良くないように見えてしまうんで。
野村 甘いスライダーがきている打席もありましたよね。
真中 そうですよねぇ。
野村 本来なら捉えているようなボールですよね。
真中 ジャイアンツからしたら岡本にまずはヒット1本打ってほしいところですよね。
稲村 ここで高橋監督の談話を紹介します。「チャンスで凡退した岡本は積極的にいった結果が紙一重だった。メルセデスはそんなに悪いとは思わなかった。とにかく明日ですね」とコメントされています。
野村 これでカープはアドバンテージを含めて2勝ですけどジャイアンツにもまだまだチャンスはありますよね。
斎藤 まだまだあります。
真中 でも、ファーストステージを見ていると勢いのあるジャイアンツがこのままいくのかなと思ったらカープに完全にやられましたよね。
斎藤 盛り塩を大きくした方がいいかもしれません。
一同 ハハハ(笑)
以上です。
初回の攻撃の失敗と岡本の不調ですね。今後を考えると岡本が復調しないといけません。