2019年2月3日にNHK総合で放送された『サンデースポーツ2020』で読売ジャイアンツの原辰徳監督が2019年シーズンの打順構想をNHKアナウンサーの大越健介と共に語っています。

 

丸について

大越 我々、野球担当の記者が知恵を振り絞って予想オーダーを考えてみました。

 

番組の予想スタメンベンチ要員
1番吉川尚輝

ゲレーロ

中島裕之

阿部慎之助

小林誠司

2番坂本勇人
3番丸佳浩
4番岡本和真
5番ビヤヌエバ
6番亀井善行
7番陽岱鋼
8番炭谷銀仁朗
9番投手

 

原 うん。

 

大越 岡本選手が4番だとすると、1番から3番までは相当悩んだところで、どういう組み合わせがあるか、ということなんですが、まず今回は大型補強と言われた一番の焦点の丸佳浩選手。

 

原 はい。

 

大越 ここまでご覧になって体の動き、チームへの貢献はどれぐらい期待されてますか?

 

原 まあ、思っていた通りの選手と言いますかね。練習スタイルも周りを意識せずに自分のペースで黙々とやり抜くというね。

 

大型 はい。

 

原 時には声を出しながらティーバッティングをやったり、或いはフリーバッティングをしたりと、ああいう自然体の中で戦えている姿は非常に強さとして感じますね。

 

大越 いい影響を与えていますかね?

 

原 そう思いますね。まあ、私が監督になってやっぱり左の大砲、左の強打者がチームの中でいなかったんですね。

 

アナ はい。

 

原 ですから、そこは第一補強ポイント。

 

大越 なるほど。

 

原 そういう中で彼は2018年のオフにFAという資格で手を挙げてくれたのは非常に良かったと思いますね。

 

大越 これ打順がどうなるか。いっぱい組み合わせがあると思います。

 

 

1番バッター

原 まず最初に考えるのは1番バッターをだれにするかだと思います。それで僕の理想は1番は吉川尚輝。

 

大越 おっ。

 

原 或いは田中俊太という選手もいますね。

 

大越 はい。

 

原 この辺が1番に入ってくるとなると非常に柔軟性が出てきます。

 

大越 広島の田中広輔選手の弟さんですね。

 

原 そうですね。

 

 

丸の打順

原 この辺で柔軟性が出てくると。そこで丸を2番に置きたい。

 

大越 ほっほー。これは大胆な。

 

原 そして(坂本)勇人を3番。丸というのはFAで来たとはいえ、新入生であるわけですから、そこはジャイアンツの生粋のチームリーダーがカバーをする。ということで勇斗に丸をカバーさせようと。

 

大越 踏み込んでくださりありがとうございます(笑)

 

原 ハハ(笑) いや、NHKですから。サンデースポーツですから(笑)

 

※原は1996年から2年あまりサンデースポーツキャスターを担当

 

 

外国人野手

大越 ハハハ(笑) あと、そうは言っても外国人も色々と兼ね合いがあります。多分、ピッチャーで枠を3人使うとなると、打者は1人になる可能性がありますよね。

 

原 はい。

 

大越 そうすると、実績のあるゲレーロ選手、そして中々発音がしにくいビヤヌエバ選手のこの2人は長距離砲として期待できると思うんですが、どんな風に評価されていますか?

 

原 うーん。まあ、打線的に言うならば、やっぱり一番相手チームが嫌がらなきゃいけない打順を組まないといけませんよね。

 

大越 そうすると5番とは限らないですか?

 

原 いや、僕は岡本をカバーするために5番に強打者を置く必要があると思ってます。

 

大越 なるほど。

 

原 松井秀喜が一番いい時は清原という5番バッターがいたというのがね。

 

大越 はい。

 

原 これは松井にとっても非常に心強かったんですね。そういう意味では岡本の後ろを例えばビヤ・・・僕らはビヤって呼んでるんですけどね(笑)

 

大越 僕もビヤでいいですか?(笑)

 

原 うん。ビヤでいいです。だから、5番はビヤとゲレーロ。ゲレーロについてはアレックスと呼んでるんですけどね。

 

大越 うんうん。

 

原 この2人が5番にいてくれたら鬼に金棒と思いますね。

 

 

 

キャッチャーについて

大越 あと話を絞っていきたいんですけど、キャッチャーについてです。

 

原 キャッチャーは打順だけ言うならば、8番固定でいきます。

 

大越 はい。とりあえず炭谷銀仁朗選手がいますが、阿部選手と小林選手もいる。

 

原 はい。

 

大越 この層をピッチャーに応じてどのように使っていきますか?

 

原 僕は使い分けるということをあまり思ってません。やっぱりこの中でレギュラーキャッチャーというものを固定して使っていきたいと思います。

 

大越 ほー。なるほど。

 

原 ただ、キャッチャーというのは非常にハードワークですから、少しレスト(休息)を入れようという時には控えの力を借りる時が出てくるでしょう。

 

大越 そうするとこの3人のキャッチャーも競争ですね。

 

原 競争です。しかし決まっているのは慎之助がスタメンに名を連ねても僕は8番でいきたいと思っています。

 

大越 あっ、そうなんですか。

 

原 はい。

 

大越 今日は情報が多くて嬉しいです。

 

原 いやぁ、言い過ぎちゃったかなあ(笑)

 

 

以上です。

ご機嫌で語ってました。

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