2019年5月2日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2019』でこの日のvs.阪神タイガース戦で先発し、不調ながらも要所を締て7回無失点で勝利に貢献した広島カープの大瀬良大地のピッチングについて元横浜の斎藤明雄、元ヤクルト広島の笘篠賢治、楽天で監督をしていたデーブ大久保がタレントの稲村亜美と共に語っています。
この日の大瀬良の投球内容
7回110球 被安打7 奪三振9 四球1 失点0
今季2勝2敗 防御率1.64(5/2の試合終了時点)
笘篠、斎藤明雄、デーブの解説
稲村 広島が阪神に勝利し、連敗を4で止めました。
大久保 今日は両先発がゲームを作りました。苫篠さん、大瀬良なんかは19イニング連続無失点。今日は立ち上がりが悪かったんですけど、全体的にどうでしたか?
苫篠 5回までは上体が浮いてしまったり、逆球が多かったり、なにからしくないピッチングだったんですけども、やっぱりランナーを置いても要所の部分でギアを上げられるところがさすが大瀬良だなと感じますね。今年の中では悪い方でした。
大久保 なるほど。明雄さんなんかは先発もやられましたけど、立ち上がりが悪いと自分でも分かりますよね。
斎藤 分かります。
大久保 そういう場合、どこから変えていくんですか?
斎藤 まあピンチは迎えるけどイニングをしっかり抑えると、持ち球でどれがバッターに合ってないかなというのを見つける。大瀬良だとカットボールとかスライダーですけど。
大久保 自分のいい球をどんどん投げるとかじゃなくて。
斎藤 うんうん。どのバッターにはこのボールは合わないけど、このバッターにはこれが合わないという感じを阪神打線の中で見つける。
大久保 はい。
斎藤 そうすることで、そのボールを1球見せることでバッターにそのボールを来るぞ来るぞと思わせといて真っ直ぐを投げるとそれが活きてくる。
大久保 なるほど。
斎藤 だから5回から急にピッチングが変わったでしょ。ストレートが多くなった。
大久保 確かに。
斎藤 それをみんな空振りしている。そういうことが一番大事だと思います。
以上です。