2020年7月9日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース 2020』でこの日のvs.読売ジャイアンツ戦で決勝2ランホームランを放った阪神タイガースのジャスティン・ボーアについて元中日の立浪和義と元横浜の高木豊がタレントの稲村亜美と共に語っています。
ボーアのヒーローインタビューの一部
ボーア 先発のガルシアがとても良いピッチングをしてたので、今日はどうしても勝ちたかった。ファンの皆さんの応援は感じていました。明日から一緒に戦うことを楽しみにしています。
ボーアの打撃を語る
2打席目 セカンドフライ
3打席目 ライトホームラン(打点2)
4打席目 空振り三振
シーン打率.235(7/9の試合終了時点)
2試合連続ホームラン!
稲村 阪神が3連勝。巨人に勝利してホーム開幕戦を飾りました。立浪さん、この試合の熱視線はどちらでしょうか?
立浪 やはり決勝ホームランを打ったボーア選手ですね。
稲村 はい。
立浪 打撃フォームが開幕の時よりも良くなってきています。
高木 変わりましたか。
立浪 はい。今日の決勝ホームランは左腕から打ったんですが、この左腕のアウトコースに逃げて行く変化球に対して元々苦しんでいたんですよね。それが今は開幕時よりもゆったりとタイミングを取れるようになっているのと、トップの位置が後ろに引けるようになってきています。その分、ステップした右足とテイクバックでトップを作る腕との距離が作れるようになった。
高木 なるほど。
立浪 そうなってきたので打てるようになってきた。今日は甘いボールでしたけどね。
高木 下半身と腕の距離が作れるようになってタイミングが取れるようになってきたと。
立浪 そうですね。こういう結果が出たので、これからが楽しみだなと思いますね。
高木 なるほど。右ピッチャーには苦手意識はないけど、今日は左ピッチャーから打てましたよね。
立浪 そうですね。
対左投手 率.118(17-2) 本2 点3
高木 左ピッチャーに対して脆さが目立ってたので、左ピッチャーばっかり当てられたら苦しいんじゃないかというのがありましたよね。
立浪 特にアウトコースに逃げて行くスライダーに苦しんでいたんですよね。今日は少し甘いんですけど、それをホームランにしましたからね。
高木 でも、下半身と腕の距離が取れるようになって左ピッチャーも打てるようになってきたと。
立浪 はい。徐々に対応していくんじゃないのかなと感じさせるホームランでしたね。
高木 立浪さんは現役時代、右ピッチャーと左ピッチャーの対処の仕方が違ったと思うんだけど、どの辺にポイントを置いて打席に立ってましたか?
立浪 右ピッチャーは基本的に真っ直ぐを狙いながら変化球に対応するという形でした。
高木 はい。
立浪 左ピッチャーは追い込まれるまでは真っ直ぐか逃げて行くボールの2つに絞って対応していましたね。
高木 なるほどね。だからボーアもどちらかに絞って打席に立った方がいいですよね。
立浪 追い込まれるまではね。
高木 うんうん。
立浪 ただ、その次の打席のチャンス(8回裏のvs高木京介)で真っ直ぐを空振りしたんですよね。それは恐らく頭の中にスライダーがあったと思うんですよね。
高木 タイミングがかなり遅れてましたもんね。
立浪 あの辺で真っ直ぐを待ちながら変化球にも対応できるようになったら本物ですね。
高木 なるほど。
以上です。